アトリエfun個性派展 −虹−

10/1〜10/31プリマベーラにて

開催によせての言葉
アトリエfunには5人のハンディを持ったお友達がいます。
(小川公美恵、柴田知香、大脇真悠、秋本有輝、後藤正和)
中でも、くみちゃん、ちかちゃんとは、10年来のお付き合いになりますが、
彼女らとじっくり付き合っているうちに、知的障害がある彼女らと、
その他の健常児であるアトリエの個性豊かな変わり者たちと、
どこに境界線があるのか、はっきり言ってわからなくなってきました。
たぶん、彼女らは、ものすごく個性的なのです。
その個性が障害と呼ばれてしまうのは、少し残念な気がします。
でも、その個性ゆえに、他にはどこにもないような、
独特でユニークな作品を生み出すことができるのです。
そこで、今回は、個性豊かなアトリエfunの子ども達の中でも、
得に個性的な5人のお友達の作品と、
くれぱすおべんと屋さんの立体作品を展示することにしました。

言葉だけが、コミュニケーションの手段では、ないのだということが、
彼ら、彼女らの作品を見ていて感じます。
暖かさとユーモアに満ちていたり、ものすごいエネルギーがあったり、
独創的で斬新で…。こんなにも、彼らの作品は多くを語り、
見るものの胸に訴えかけてくるものがあるのです。

普段、言葉では、うまく表現できない彼らですが、
外側からだけでは決してわからない、内側のこの豊かな世界に、どうぞ耳を傾けてください。

アトリエfun 代表 有泉仁見