| 2003.05.11 RAM LAB(田口卓臣 編) | ||
星川淳「アメリカという難題」 |
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| 力は腐る、絶対的な力はとことん腐る----J・E・アクトン | ||
| (2003年4月15日) | ||
【出典】http://www.melma.com/mag/06/m00067106/a00000046.html |
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【概要】 |
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| 星川淳はイラク攻撃を、モラル云々以前の愚行と呼ぶ。そしてそれを大量破壊、大量殺害、およびアメリカ国内の史上空前の赤字(クリントン政権では史上空前の黒字だった)に引き寄せて語る。彼はここから「ブッシュ政権の特殊性」と「アメリカ合州国固有の問題」とを見分ける必要性を強調する。 星川によれば、ブッシュ政権は、イスラエルと強く結びついた「新保守主義者」と大衆的キリスト教右派の「福音主義」とが結託するかたちで政策を押し進めている。それは石油・エネルギー・軍需・金融業界がセットになった一種のクーデターによって樹立されたものである(ブッシュ政権の特殊性)。他方、先住民の大量殺戮によって可能となった建国以来、アメリカは三つの本質的偏向を抱え続けているとされる。第一に「攻められたら武器をとって国を守る」ことを自明の理とみなす態度。第二に「勝者は報われ、敗者は切り捨てられる」残酷な文化的原風景。そして第三に「白いアメリカ」に拘泥する根深い人種差別(アメリカ合州国固有の問題)。 アメリカのカウンター・カルチャーに影響を受けた星川淳の証言には、説得力がある。彼は以上の認識のもとに「アメリカという難題」が暴走する方向とはまったく逆の、国際社会全体が取り組むべき倫理「ハイパー・エシックス」を提案する。 |
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【抜粋】 |
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| 「ハイパー・エシックスは次のようなことを要請する。すべての二重基準の撤廃。パレスチナ国家の確立。国連機能の拡充強化。核・生物・化学の全般にわたる大量破壊兵器の例外なき禁止(アメリカなどの大国の保有も認めない)。劣化ウラン弾・燃料気化爆弾・クラスター爆弾をはじめ非人道的な大量殺戮兵器の禁止。軽火器製造・輸出の厳正管理。戦争のより厳密な非合法化。20世紀にさかのぼる戦争犯罪(戦時性奴隷、原爆投下、無差別攻撃、大量殺戮など)の問責・・・・等々。さらに、こうした公正化の責任は、経済や軍事力が大きい国ほど厳しく問われる。昔からノブレス・オブリージュ(恵まれた立場にともなう重い義務)は原則である。それと逆行するブッシュ政権は、19世紀の歴史家J・E・アクトンいわく「力は腐る、絶対的な力はとことん腐る」の定石どおり、衰亡の兆しなのかもしれない。」 | ||
【参考】 星川淳@屋久島発インナーネットソース http://innernetsource.hp.infoseek.co.jp/ トム・ハートマン「民主主義が破綻するとき――歴史の警告」 (星川淳訳、雑誌『世界』臨時増刊号「NO WAR」掲載) http://www.ribbon-project.jp/SR-shiryou/shiryou-14.htm http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/27 |
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