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勅使河原彰著



 なんとまぁ、今年2冊目となる第7冊をお届けします。
 今度の新刊も、白鳥舎ならでは(?)の考古学の入門書です。

 縄文人”と聞いて、どんな姿を想像しますか? この問いかけはよく学校の授業などで耳にしますが、実際に逢った人は(たぶん)いないと思いますので、むしろ自由に想像することができます。とくに、広くなだらかな八ヶ岳の稜線を車窓から眺めていると、その大地を闊歩する縄文の人々がいるように感じてしまうのは、私だけではないでしょう。
 埋もれた歴史を掘る』でもお馴染みの「縄文イラストレーター」さかいひろこ先生は、そんな愛すべき“縄文人”を追い続けて活躍中のお一人。そして、高室弓生先生の『縄文物語』(講談社)でも、優しくて力強い縄文の人々が描かれています。気のせいか、“弥生人”より“縄文人”のほうが活き活きとしている感じがしませんか。

 この本は、魅力あふれる縄文時代にこだわり続けている勅使河原先生が、これまでの縄文時代関連の書籍では物足りなかった“最新成果の分析”と“やさしい解説”の両立を目指して、新聞連載をもとに誌面構成した縄文時代への入門書です。
 特色は、なんといってもオールカラー! 総天然色ですよ〜(大丈夫か?)。土器や石器・木器、そのほかさまざまな道具類と各地の遺跡などなど、いま最も注目を集める縄文時代研究の成果を集めました――少しでも正しい縄文時代像を形づくることができるように。とくに注目は鮮やかな朱色。言葉では表現できないくらいに印象的なこの色が、縄文時代の活力の源なのかもしれません。

 なんとも味気ない、殺伐とした現代からトリップして、縄文の人々ともに野や山を駆け抜けてみませんか。
そのために、なにより忘れてはならないこと。それは、縄文人はいまでも私たちのなかに生き続けているということなのです。
        (2003年11月刊 A5版 180ページ 1900円+税)

<主要目次>
縄文の魅力―プロローグ
I 縄文の道具箱
II 縄文の誕生
III 縄文の生業と技術
IV 縄文の集落と社会
縄文から弥生へ―エピローグ
付録 遺跡索引と解説


本文見本(サムネールをクリックすると、拡大画像を表示します)



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