東武バスガイド    掲示板    千葉&葛飾路線バス時刻表

朝日自動車 境営業所


1.概要

 朝日自動車は東武系の会社で、もともとはタクシー会社だった。境営業所は主に関宿町を経由する路線をはじめ、埼玉県北部、茨城県南部の路線を東武バスより移管を受け運行している。関宿町には鉄道が無いが、マイカーが普及し路線バスは苦戦を強いられている。しかし関宿町はバスの利用促進のため主要停留所時刻表の全戸配布など積極的なバックアップを行っており、会社側も本数など利便性向上への努力を地道に続けたおかげで、乗客数は東武時代より若干改善しているようだ。
 現在東武バスは幸手、加須、熊谷など埼玉県東武、北部の路線や営業所をすさまじい勢いで朝日バスに移管している。利益の上がりにくい路線を朝日バスに移管することでスリム化を図っているのだろう。また東武バスは埼玉県西部の不採算路線を川越観光バスに移管しだしている。バスのカラーリングは朝日バスとまったく同じだ。
 朝日バスは越谷にも進出しており、平成10年10月より運行を開始した南越谷駅北口〜花田・越谷市立図書館前線は、昼間でも1時間に4、5本程度の本数を確保している。また、南越谷駅から4つ目の西方までは運賃が100円であり、朝日自動車の気合いの入れ方がわかる。 とりあえず東武バスの路線から引き継いだ路線では全路線でバス共通カードが利用可能。




関宿中央ターミナルにて


2.路線紹介

1  川間駅〜関宿T〜関宿はやま工業団地・境車庫線

川間駅〜関宿中央ターミナル〜関宿はやま工業団地
川間駅−尾崎台−日の出町−川間郵便局−川間小学校入口−天王前−権現参道入口−川間ゴルフ場−新堤ー新宿−東宝珠花−平井入口−関宿役場前−日枝神社−商工会館入口−宝珠花上町−関宿中央ターミナル−次木入口−親の井−ニ川中学校入口−中戸−関宿幼稚園−諏訪橋−工業団地入口−東高野−はやま−関宿はやま工業団地

川間駅〜関宿中央ターミナル〜関宿城博物館(昼のみ)〜境町〜境車庫
川間駅−尾崎台−日の出町−川間郵便局−川間小学校入口−天王前−権現参道入口−川間ゴルフ場−新堤ー新宿−東宝珠花−平井入口−関宿役場前−日枝神社−商工会館入口−宝珠花上町−関宿中央ターミナル−親の井−ニ川中学校入口−中戸−関宿幼稚園−諏訪橋−工業団地入口−東高野−観音前−西町−関宿郵便局−関宿中学校入口−関宿台町−納谷−新町−関宿城博物館(境町行のみ)−役場入口−坂花町−境町−上仲町−小学校前−境中央名店街−住吉町−松岡町南−松岡町−中松岡町−松岡町北−中学校入口−境車庫

平成13年10月1日廃止
野田市駅−総武通運前−下町−キッコーマン前−仲町−小学校前−上町−清水−清水北−住宅入口−清水公園入口−清水高校−吉春入口−北部小学校入口ー七光台駅入口−徳宝院入口−日光街道入口−蕃昌−船形入口−谷津火の見下−川間郵便局前〜境

1923年(大正12年) 12.16 桝田貞吉、野田〜中里〜関宿渡船場、野田〜蕃昌〜小山渡船場間に乗合自動車を開業。(房総)
1995年(平成7年) 10.1 野田〜境車庫間を東武バスより朝日自動車に移管。
1997年(平成9年) 5.1  関宿中央ターミナルに乗り入れ開始。
1997年(平成9年) 7.1  川間駅発着便を新設。
2000年(平成12年) 4.1 関宿はやま工業団地折り返し便を新設。
2001年(平成13年) 10.1 野田市駅発着便を廃止。

 平成7年10月1日より東武バス境営業所から路線を譲り受けて運行開始となったもので、東武野田線の川間駅から千葉県最北端の町関宿を縦断する。関宿町は不思議な場所で、千葉県なのにコンビニには茨城県の道路地図が売られており、千葉県のものはなかった。しかし町内をは知る朝日バスは関宿町の積極的なバックアップを受けて非常に元気が良い。本数も新京成バスなどが減便傾向にある中で増加傾向にある。利用実績もかなり良いようだ。
 この路線の運行形態は川間駅から関宿はやま工業団地に至る系統と茨城県の境町に至る長距離系統の2本建てである。移管当初は全便野田市駅発着で、本数もわずか上下線あわせて16本と非常に少なかったが、平成9年7月1日に川間駅発着便が新設されるとこちらの本数が徐々に増えていった。平成9年7月には両者とも22本であったのが、平成9年12月1日には川間駅発着便が36本になり、その後平成11年5月20日には54本、平成12年4月1日には60本、平成12年12月1日には上下線合わせ80本にまで増えている。川間駅乗り入れ便が3年間で4倍近く増える一方で、野田市駅発着便はわずか5往復にまで減ってしまった。そして平成13年10月1日についに野田市駅発着便が廃止されることとなった。
 バスは利根川と江戸川に挟まれた南北に細長い関宿町の背骨とも言うべき県道をひたすら走る。川間ゴルフ場の脇を通るあたりから関宿町に入り、東宝珠花から春日部駅行の系統と並行する。この系統は平成11年の10月に東武バスから朝日バスに移管された。役場がある関宿町の中心部を抜け、宝珠花橋の手前でいったん曲がり、真新しい関宿中央ターミナルに到着する。関宿中央ターミナルは平成9年5月1日に乗り入れ開始となったもので、ターミナルには屋根つきの待合所やトイレ、駐輪場があり、交番も併設されている。ちゃんとした待合所があれば風も防げるのだが、残念ながら屋根があるだけである。付近にはスーパーもあり、今後の発展次第では関宿町の新しい中心になる可能性もある。

 関宿中央ターミナルからは東高野までは春日部駅からの系統と並行する。平成12年4月1日に東高野〜関宿はやま工業団地間に路線が新設され、今まで関宿工業団地入口で折り返していた便が関宿はやま工業団地まで乗り入れるようになった。工業団地は現在造成中で、味の素の工場などが有るものの、まだ大半は荒野が広がっている。終点のはやま工業団地停留所はトイレ付きの立派なもので、千葉県企業庁が開発したらしい。
 境町方面へ向かうバスは関宿はやま工業団地に入らず、東高野からそのまま直進する。江戸川と利根川の分岐点付近の関宿台町付近で東武動物公園から境町に至る系統に合流する。日中のみ県道をはずれ関宿城博物館の前まで乗り入れるが、本数が少なく、利用する人も少ない。閉館直後の川間行のバスには3人ほどしか乗りこまなかった。やはり車での来館者が圧倒的なのだろう。博物館には広い駐車場が整備されていた。関宿城博物館は江戸川のほとりにあり、城の形を模した建物が印象的だ。夜になるとライトアップされ、たとえは悪いが「風雲たけし城」のようである。新町を出て、関宿城博物館への道が分岐するとすぐに利根川を渡り茨城県に入る。境町はもともと朝日バスの車庫があったのだが、東武バス境営業所の移管により車庫機能を旧東武境車庫に移したのでがらんとしている。半ばタクシープールとして使われているようだ。夜の便の一部はここからさらに境町の中央通りを進み、元東武バスの境車庫まで運行する。ただ中央通りといっても心なしか空き店舗が多いようで、街の中心がサティなどのある県道沿いに移りつつあるようだ。


関宿中央ターミナル


関宿はやま工業団地。まだ開発が始まったばかりで空き地が多い。



堤防のほとりに建つ関宿城博物館、天守閣は展望室になっている。


利根川のほとりの境町停留所。もとは朝日バスの車庫だった。



境車庫。朝日バスに移管されたのだが、東武バスの車両も留置されていた。


2 春日部〜関宿BT線

春日部駅東口〜関宿中央ターミナル〜東宝珠花
春日部駅東口〜関宿中央ターミナル〜工業団地入口
春日部駅東口〜関宿中央ターミナル〜東宝珠花〜工業団地入口

 春日部駅東口
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   駅入口
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ロビンソン百貨店前
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  一宮交差点
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   女子高前
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   樋堤西
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  東高校入口
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    柳原
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   新川橋
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    下柳
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    辻橋
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 農協センター前
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    石神
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    大島
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    立野
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    神間
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    吉妻
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   宝珠花口
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  大凧会館前
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関宿中央ターミナル−宝珠花上町−商工会館入口−日枝神社−関宿役場前
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     |                                      平井入口
     |                                        |
    親の井                                   東宝珠花
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ニ川中学校入口
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    中戸
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 関宿幼稚園
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   諏訪橋
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 工業団地入口
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   東高野
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   はやま
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関宿はやま工業団地

1943年(昭和18年) 12.29 東武鉄道、越沼茂安から粕壁〜越谷、粕壁〜宝珠花、粕壁〜関宿間を買収。(社史)
1997年(平成9年) 5.1 東武バス、西宝珠花折り返し便を関宿中央ターミナルまで延長。(社史)

こちらは平成11年10月1日に東武バスから朝日バスに移管された。江戸川を渡り、春日部駅に向かう。平成9年以前は西宝珠花での折り返し便と、東宝珠花、工業団地入口に向かう系統の3本建てで運行されていた。
関宿中央ターミナルからT字型にわかれ、東宝珠花、関宿はやま工業団地へ向かう。なお2000年4月1日より関宿工業団地入口〜関宿はやま工業団地間が延長されている。春日部駅東口〜関宿中央ターミナル〜東宝珠花〜関宿はやま工業団地間を走る系統は東宝珠花から関宿中央ターミナルまでひき返し、関宿はやま工業団地に向かうのだが、途中の関宿BTにひき返してきてからの通過時刻が書いていないので不便である。しかし夜遅いからこれでいいのだろうか。


3 東武動物公園〜関宿中央ターミナル線

東武動物公園駅−清地一丁目−清地二丁目−西倉松−倉松−第二小学校前−豊後−宮内−藤搦−並塚−田宮農協前−田宮−船戸橋−(埼玉彰華学園 一部停車)−中学校前−中椿−御文珠前−上椿−屏風−宮井橋−宮前−鷲の巣−堀口−木野川−西親野井−塚崎入口−大凧会館前−関宿中央ターミナル

1997年(平成9年) 5.1 東武バス(境)、西宝珠花折り返し便を関宿中央ターミナルまで延長。(社史)

平成12年4月1日の東武バス境出張所廃止に伴い朝日バスに移管された系統。関宿中央ターミナルに乗り入れた最後の東武バスであった。関宿中央ターミナルが平成9年に完成するまでは江戸川を挟んで反対側の西宝珠花で折り返していた。西宝珠花の車庫は現在閉鎖され停留所名も大凧会館前に変更されている。


4  東武動物公園駅〜境車庫

東武動物公園駅−駅入口−杉戸小学校前−東武観光前−長八橋−沼−八代農協前−八代小学校入口−遠野−中野−平野−吉羽−吉田橋−下吉羽−上宇和田−三田−関宿橋西詰−関宿橋東詰−江戸町−関宿台町−納谷−新町−役場入口−新吉町−坂花町−境町−上仲町−小学校前−境中央名店街−住吉町−松岡町南−松岡町−中松岡町−松岡町北−中学校入口−境車庫

埼玉、千葉、茨城の3県を経由するが、千葉県内は関宿橋東詰〜新町間のみで、利根川と江戸川の分岐点付近を走る。長距離だけあって始発便がやたら早い。平成12年4月1日の東武バス境出張所廃止に伴い朝日バスに移管され、同時に八代小〜下吉羽間を経由しない新道経由便も消滅した。


5  古河駅西口〜境車庫

古河駅西口−朝日タクシー−古河一丁目−台町−台町三叉路−原町−古河二高−原十字路−大堤−大堤新国道−思案橋−下辺見−辺見橋−磯部−中磯部−釈迦−釈迦小入口−向新田−町水海−水海寺前−新田水海−高野−塚崎六軒−静小前−塚崎本田−元橋−塚崎正面−宮本町−香取神社−境町−上仲町−境小学校−中央名店街−住吉町−松岡町南−松岡町−中松岡町−松岡町北−中学校入口−境車庫

平成6年10月1日より東武バス境営業所の路線を譲り受けて運行開始となったものである。本数は1時間に1本程度である。


6  幸手駅〜五霞村役場

幸手駅−駅入口−あさひ銀行−荒宿−浅間横町−中新田−熊野神社−権現堂−コスモ研究所前−土与部−加藤製作所−辰堂−冬木−浮戸−西谷−五霞町役場

五霞村の代替路線で平成5年4月8日に東武バスの路線を肩代わりした。本数は幸手駅〜辰堂間の区間便を合わせて1時間に1本程度である。五霞村は茨城県の西端にあり、利根側の南側にある小さな村である。かつては春日部〜西関宿〜五霞村役場〜栗橋駅線、久喜駅〜五霞村役場、久喜駅〜大福田と言った路線もあったようだ。五霞村は茨城県内で孤立している。県庁所在地である水戸へ向かう公共交通は存在せず、茨城県内の他の市町村に出かけるときでさえ自家用車に頼らざるを得ない。

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