東武バスガイド        千葉&葛飾路線バス時刻表

東武バスイースト 西柏営業所


1.概要

柏駅・北柏駅発着便を中心に常磐線の北側のエリアをほぼ独占しているのが東武バスイーストの西柏営業所である。千葉県内にはもともと野田営業所しかなかったが、昭和37年5月1日に柏営業所が開設されて2営業所体制になった。爆発的に発展した柏に比べ野田付近の宅地化がそれほど進まなかったため、昭和56年4月1日には野田営業所が出張所化され柏営業所の下につく形となった。その後柏の発展によりバスの需要が拡大したため柏営業所が手狭になり、昭和57年に現在高田車庫停留所のある場所に西柏出張所が開設された。西柏出張所は昭和61年5月11日に営業所化されている。柏営業所は柏駅の東にあり、16号線に面していた。車庫としては小さめだったためにバスの需要をまかないきれず、平成元年4月1日には沼南営業所として現在の場所に移転している。またその一方で野田出張所は路線の路線の廃止や移管が相次ぎ、平成13年10月には関連会社の茨城急行に移管されてしまった。

 現在東武バスイースト西柏営業所は柏駅西口と、北柏駅南口発着の路線を担当する。ほとんどが住宅路線で本数が多い。野田出張所移管後唯一野田市内に乗り入れる柏〜野田線は柏ビレジ線などの枝線系統や区間便が主体となり、野田側の本数はかなり減らされてしまった。またかつて柏市内の野田出張所担当路線と西柏との共管路線は西柏の単独運行となった。


2.路線紹介

豊四季台団地循環

柏01 柏駅西口〜住宅入口〜団地センター前〜向原住宅〜柏駅西口

1964年(昭和39年) 5.25 東武バス、柏駅西口〜豊四季台団地間を開業。(柏市史)
1964年(昭和39年) 10.1 東武バス、豊四季台団地循環を開業。(柏市史)
1966年(昭和41年) 3.16 東武バス、豊四季台団地循環線に東武初のワンマンバスを投入。(柏市史)

西口に三つある循環系統の一つ。一番南寄りを走り、本数が多い。向原住宅から松ヶ崎循環などが合流してくる。昭和38年に公団豊四季台団地が入居開始となり、昭和39年5月25日に豊四季団地までの折り返し系統を開業し、その2ヶ月後には現在のような循環系統となっている。さらに東武バスでは最も早い昭和41年にワンマン化されている。お客が減ったのか、最近は中型車で運行されることもある。そして平成14年に団地路線では平日土曜休日とも同一のダイヤが導入され、トータルで見ると若干減便されている。
 公団の団地はとんでもない場所にあることが多いが、この豊四季台団地は駅から近く、立地条件もかなり良い。なぜ駅から近いにもかかわらずまとまった土地が手に入ったのだろうか。実は豊四季台団地の敷地にはかつて柏競馬場があったのである。昭和3年(1928年)にオープンし、コースは一周1600メートル、完成時は地方競馬としては国内最大級の広さで、「東洋一の競馬場」と言われたものの、戦後の県営競馬は赤字続きで昭和27年に廃止されてしまった。
 


高田車庫・ガンセンター線

柏15   柏駅西口〜高田車庫
西柏01  柏駅西口〜柏の葉公園
西柏01  柏駅西口〜柏の葉公園〜ガンセンター
西柏02  柏駅西口〜税関研修所〜ガンセンター〜江戸川台駅
柏44   柏駅西口〜税関研修所〜ガンセンター
西柏03  江戸川台駅〜ガンセンター

1980年(昭和55年) 12.1 柏駅西口〜高田車庫線を新設。(広報柏)
1986年(昭和61年) 4.1  柏駅西口〜柏の葉公園住宅前線を新設。(年報)
1992年(平成4年) ?   柏駅西口〜税関研修所〜国立がんセンター間を開業(証券)
199?年(平成?年) ?   柏の葉公園〜国立がんセンター間を延長。
2001年(平成13年) 10.1  柏駅〜税関研修所〜ガンセンター〜江戸川台駅線、江戸川台駅〜ガンセンター線を新設。

 運行開始は昭和55年12月1日である。柏駅〜柏の葉公園〜がんセンター間の系統と同経路を走る。梅林停留所の先で折れ曲がり、車庫の手前が終点になる。柏の葉公園に向かう系統が存在しなかったころは本数が少なく、昭和57年以前は29.5往復と1時間に1〜3本程度だったが、昭和57年1月11日の改正で一気に45往復へ増発されたのを皮切りに年々本数が増え、昭和61年1月16日の改正では72往復まで増発された。現在も本数が多く、同経路の柏の葉公園系統と合わせるとかなりの高頻度で運行されているといえるだろう。終点の高田車庫には西柏営業所がある。工業団地の中に現在の西柏営業所の前身、柏営業所西柏出張所ができたのは昭和57年のことで、野田営業所出張所格下げの1年後のことであった。その後路線や本数の増加にともない昭和61年5月11日に西柏営業所として昇格した。

 途中の梅林まで高田車庫行きと同じ経路をたどる。梅林の先で高田車庫行は右折してしまうがこの系統はそのまま直進する。昭和61年4月1日の運行開始当時は柏の葉公園住宅前までの運行で、柏の葉公園〜国立がんセンター間はあとになってから延長された。この系統が走る道路は歩道が無いにもかかわらず交通量が多い。工業団地の間を抜けるだけあってトラックがよく走っている。柏の葉公園付近は新しい住宅地が広がり、東葛テクノプラザなど常磐新線開業を見据えた開発計画が目白押しである。柏の葉公園にはさわやか県民プラザのほか、柏レイソルの新ホームグラウンド柏サッカー場がある。ここはあまりの不便さにサポーターが暴動を起こし、散々な柿落としとなったことで知られる。東大前は東大柏キャンパスに面しており、バス停の名称はかなりフライング気味であった。終点の国立がんセンターからの乗客は多く、始発から立ち客が出ることもある。付近には東葛テクノプラザもあり、今後の発展が予想される。
 問題の常磐新線の「柏北部中央(仮称)駅」駅は柏の葉公園の南東にできるらしいが、現時点ではまったく手がつけられていない。

こちらは柏の葉公園をぐるっと回らずに、まっすぐガンセンターを目指す。西柏01系統が柏の葉公園止まりだったころ、国立がんセンターへの足を確保するため新たに開設された路線であるらしい。少なくとも1994年の柏市住宅地図ではそのようになっている。現在のように2系統になったのは平成4年7月1日のことと思われ、柏市の広報誌によればそれまで1往復だったがんセンター行が一気に40往復になったらしい。


市内循環(松ヶ崎循環)

柏02 柏駅西口→三間→高田小入口→松ヶ崎→柏駅西口
柏02 柏駅西口→松ヶ崎→高田小入口→三間→柏駅西口
柏02 柏駅西口→松ヶ崎→高田小入口

1957年(昭和32年) 7.16 東武バス、西口循環(松ヶ崎循環)柏〜三間〜松ヶ崎〜柏間を開業。(柏市史)
2002年(平成14年) 4.1  再生資源組合前が柏市リサイクルプラザ前に変更。

二つ目の循環系統。午前中は三間先回り、午後は松ヶ崎先回りとなる。最終便は高田小学校入口で運行を打ち切ってそのまま入庫するようだ。残り二つの循環系統にはさまれながら走るが、その歴史は西口の循環系統の中では最も古く、昭和32年7月16日の開業である。かつては柏市リサイクルプラザ前(旧再生資源組合前 平成14年改称)などは経由せず、現在の高田小学校入口で右折して、そのまま熊野神社に抜けていた。現在の経路になったのはつい最近のことと思われる。


松ヶ崎循環のルートの変遷をあらわす。また昭和60年発行の流山市の地図では高田小入口が保険センター入口になっていた。


柏〜初石線

柏08 柏駅西口〜三合〜江戸川大学正門〜初石駅
柏08 柏駅西口〜三合〜江戸川大学正門

1962年(昭和37年) 10 東武バス、柏駅西口〜南柏駅〜豊四季駅〜初石駅間を開業。(柏市史)
1997年(平成9年) 9.6 東武バス、柏〜初石線と柏〜豊四季〜流山線のルートを変更し、柏〜南柏〜豊四季〜流山、柏〜豊四季〜江戸川大学〜初石とする?

 大学のために存在するかのよう系統。免許所得は昭和37年5月22日と意外に古い。大学ができる前は柏駅〜南柏駅〜豊四季駅〜初石駅という経路だったが、平成9年に柏〜豊四季〜富士見台〜流山駅線と豊四季駅を境に経路を交換し現在の経路になった。経路変更の理由はおそらく柏駅から大学への通学輸送をに対応するためだろうが、快速運転をしていた中長距離列車が1時間に1本程度しかなかった昔と違って柏駅からのバスが南柏駅に乗り入れる必要性はあまり無いということもあっただろう。現在の運行は柏〜江戸川大学間の区間便が主体である。主体と言っても本数は少なく、休校日は運休になる。大学の休校日は結構長いから不便だ。柏〜初石の全線を運行する便は3往復しかない。しかも夜に走らないあたり、地元利用者を全く計算に入れていないようだ。近くを本数の多い国立がんセンター行きの系統が走っており、こちらのほうを利用しろということなのだろう。それにこの路線の沿線はあまり発展しておらず、あまりお客が乗りそうにない。


柏〜八木中〜流山線

柏06 柏駅西口〜八木中学校前〜流山駅東口
柏06 柏駅西口〜八木中学校前〜免許センター
柏06 柏駅西口〜八木中学校前

1962年(昭和37年) 7.7 東武バス、柏駅〜流山広小路線を開業。(広報流山)
1977年(昭和52年) 10.1 東武バス、柏駅〜柴崎〜流山広小路線を流山駅東口発着に変更し、八木南小折り返し便を八木南団地循環に変更する。(広報流山)
1999年(平成11年) 4.1 東武バス(西柏)、柏13 柏駅東口〜南柏駅〜免許センター線新設。柏06番系統柏駅東口〜八木中学校前線の大部分を免許センターまで延長。

 一応流山まで通じているのだが、ほとんどのバスが途中で折り返す。免許センターができてからは新たに免許センターまで乗り入れる系統が新設された。「免許センター入口」バス停も新設され、こちらはすべてのバスが経由する。気象庁前からは車線が無くなり、かなり狭い道を行くが、その割に交通量が多い。柏から流山までのルートは、この道と北寄りの若干遠回りな県道しかないから多少混むのもやむを得ない。名都借入口から突然道幅が広がり、一気に坂を下ると免許センター入口である。地図を見るとかなり距離があるように見えるが、バス停から建物が見えているので迷うことは無いだろう。目の前の交差点を左折すれば免許センターまではすぐなのだが、免許センター行きはそのまま坂を登って直進し、八木中学校前まで流山行きと同じ道を行く。免許センター乗り入れ以前はここで半数以上のバスが折り返していた。ただし、折り返し設備が無く方向転換ができないため、八木中学校前始発の柏駅行きは、八木中前を出てすぐの交差点で右折し、団地坂下付近で再び右折、流山高等学園前を経由し、免許センター入口付近の交差点で本線に合流し、柏駅を目指すという、三角形型の運行をしている。免許センター行きも同じ道筋をたどるが、免許センター入口付近の交差点で左折しないでそのまま直進し、免許センターの前まで乗り入れる。終点の免許センターは幕張と違って土休日には業務を行わないが、東武のほうでは土日も業務を行うと思いこんでいたのか、土休日も平日とほとんど同じだけ免許センターまで乗り入れていた。しかし、人家がほとんどない免許センター付近に土休日にわざわざ出かける人がいるはずもなく、2000年3月のダイヤ改正では昼間の八木中学校行が復活し、免許センター行は減らされてしまった。

 八木中学校前から流山駅まではぐっと本数が減り、2時間に1本程度になる。緑が多くなり、ローカル色が濃くなるが、中四つ角あたりからは住宅地になる。一気に坂を降りると火の見下で、ここで右折して流山駅を目指す。かつてはこのまま直進し、流山線の平和台駅に出て、流山広小路を経由して流山駅の西口に出ていた。平和台駅付近は商業施設が多く、なかなかの賑わいを見せている。最近イトーヨーカドーが開店した。郵便局前で豊四季経由の流山行と合流し、流山駅の東口に到着する。東口のバス乗り場は高台の上にあり、駅から若干離れている。流山駅は西口しかないので、バス乗り場から駅へは跨線橋を超えなければならない。

 昭和52年以前は現在の流山駅東口ではなく西側の流山広小路が終点であった。流山広小路では折り返しができないため駅近くの道路を一周して向きを変えていた。昔は本数が少なく(柏〜流山間の直通便は今も少ないが)、昭和39年、昭和41年の段階ではわずか7往復だった(現在も8往復しかない)。その後昭和44年には11往復となり、昭和47年にはそのうち4往復が柏駅〜八木南小間の折り返しとなった。昭和52年には県道松戸野田線の混雑によるルート変更を行い、京成ストア前(現平和台三丁目)、流山郵便局前の二停留所を新設し、流山駅東口発着となった。また八木南小折り返し便がワンマン化により団地内を循環して折り返すことになった。団地坂下停留所も新設されている。当時の時刻表は以下の通りである。その後八木南小が八木中学校前に、出荷所前が八木南小入口に改称されている。現在は柏〜八木中学校間の宅地化が進んだり免許センターができたりなどで区間便の本数は倍以上に増えたものの、柏〜流山間の通し便は減ってしまっている。

昭和52年10月1日改正 柏駅〜八木南小〜芝崎〜流山駅東口線の時刻表 
(『広報ながれやま』 昭和52年10月1日号所収)

  柏駅 流山駅 八木南小始発
  流山駅東口行 八木南小学校行 柏駅西口行 柏駅西口行
  平日 休日 平日 休日 平日 休日 平日 休日
6     01 31     24 59 54
7   17 17     45 40  
8 03       31      
9 17 21     45 49    
10 13 17     41 45    
11 25 25     53 53    
12     17 21     40 44
13 29 29     57 57    
14     25 25     48 48
15 09 09     37 37    
16 29 29 05 05 57 57 28 28
17 59 59 25 25     48 48
18     55 55 27 27    
19             18 18
20     49 49        
21             12 12

管理人註 「広報ながれやま」にある「八木南小」がいつ「八木中学校前」に改称されたのかは不明である。


柏〜豊四季〜流山線

柏10 柏駅西口〜南柏駅西口〜豊四季駅〜流山駅東口

1926年(昭和元年) 10.24 サカエ自動車商会、柏駅〜篠籠田〜流山間に乗合自動車5往復の運行を開始。(柏市史)
1936年(昭和11年) 3.20 栄自動車、総武鉄道(現在の野田線を運行)に6万円で営業権を譲渡。譲渡された路線は柏〜流山、柏〜運河(水堰橋)、柏〜松戸、柏〜大井、柏〜増尾、我孫子〜木下、我孫子〜布施。(柏市史)
1941年(昭和16年) 7.15 総武バス、豊四季〜流山間休止許可。(柏市史)
1944年(昭和19年) 3.1 総武鉄道、東武鉄道と合併。(柏市史)
1955年(昭和30年) 9.3 東武バス、柏〜豊四季〜富士見町〜流山〜草加間を開業。(柏市史)
1962年(昭和37年) 12 東武バス、柏駅西口〜流山〜江戸川台間の免許を所得。昭和41年3月の段階で1日3往復。(柏市史)
1963年(昭和38年) 3.30 東武バス 柏駅〜流山〜江戸川台間を開業。(バス路線要覧)
1876年(昭和51年) ? 流山〜大広戸間を廃止。(三郷市統計)
1997年(平成9年) 9.6 東武バス、柏〜初石線と柏〜豊四季〜流山線のルートを変更し、柏〜南柏〜豊四季〜流山、柏〜豊四季〜江戸川大学〜初石とする?

1日1往復しかないこの上なく遠回りな路線。上記の柏〜八木中学校〜流山線がほぼまっすぐ進むのに比べ、こちらは国道6号線を南柏駅まで南下したのち南柏駅から豊四季駅まで北上する。第二小前付近で八木中経由の路線と交差するので、ちょうどZ字のようになっている。豊四季からは県道を通って流山駅に行く。県道沿いには流山市の総合体育館や、八木出張所など様々な施設があるのだが、1日1本ではバスを利用しようなんて気にはならないだろう。またこのあたりは起伏の激しい緑地帯で、あまり人が住んでいない。なぜ走っているのかよくわからない路線であるが、常磐新線の「流山総合運動公園駅」が体育館前か支所入口のあたりのできるはずなので、ひょっとしたらそのために残してあるのかもしれない。こんな路線でも3月11日にダイヤ改正を行い、土休日の時刻が平日と同じになった。

 柏〜初石線でも述べたようにこの路線は経路変更が行われている。以前は東武野田線沿いにまっすぐ豊四季駅に向かっており、本数も1日5本程度あった。系統番号も現在の柏10ではなく柏07だった。しかし本数こそ少ないものの柏と流山を結ぶ路線としてはこちらのほうが古い。と言うのは大正15年(1926年)10月24日にサカエ自動車会社が柏〜篠籠田〜流山間に乗合自動車の路線を開設し、1日5往復走らせているからだ。この路線は現在柏駅から出る路線の中で最も古いものだ。途中の篠籠田はおそらく柏〜初石線の篠籠田入口の近くであると仮定すれば、ちょうどこの経路変更前のこの路線と符合する。豊四季〜流山間は現在の県道278号線を経由した可能性が最も高い。サカエ自動車会社はその後栄自動車株式会社に社名変更し、このほかにも柏〜水堰橋間、我孫子〜布施弁天、我孫子〜木下〜成田、柏〜我孫子間にも路線を持っていた。

 戦後になると流山から路線が延長され、流山から三郷経由で草加駅に向かう系統や、流山から江戸川台に向かう系統ができた。昭和39年3月現在は柏〜流山〜草加間が1日6往復、柏〜花野井〜初石〜流山〜大広戸(三郷)間が2往復となっており、昭和41年では柏〜流山〜草加間が6往復、柏〜豊四季〜流山〜大広戸間が2往復、柏〜豊四季〜流山〜江戸川台駅間が3往復であった。
 草加まで行かなくなった時期はよくわからないが、昭和46年以前であることは間違いない。その後柏〜流山〜大広戸間で5往復運行する時代がしばらく続き、昭和51年度中に流山〜大広戸間が廃止されたらしい。地図の上ではその後も存続し、昭和54年の松戸市の地図では番場〜三郷駅間の路線を確認できる。ワンマン化は少し遅れたようで、昭和50年以降に富士見町付近の道路が拡張されてからのことである。

流山付近の変遷

現 在 昭和50年代(推定)

かつて東武バスが柏から流山駅の西側まで乗り入れていた。流山広小路と流山駅前のどちらを先に経由したかは定かではない。ただし昭和60年発行の流山市の地図によると柏06番系統が流山広小路行となっているので、流山広小路を先に経由してから県道に入っていたのかもしれない。また、流山広小路のバス停も現在より若干西側にあり、小さな車庫もあったようだ。車庫の跡は現在マンションにでもなっているのだろうか。
 昭和50年代の路線図は流山市の地図を参考にしているが、昭和51年に流山〜大広戸間が廃止され柏〜豊四季〜流山広小路間の運行となってからの様子と捉えてほしい。野田と流山を結ぶ野07系統も大回りして流山五丁目まで乗り入れていたかもしれない。

   なお東武鉄道は昭和38年5月6日に柏〜名都借間6.6キロを出願しているが、詳細は不明である。


柏〜南柏〜免許センター線

柏13 柏駅西口〜南柏駅西口〜免許センター
柏13 南柏駅西口〜免許センター

1999年(平成11年) 4.1 東武バス(西柏)、柏13 柏駅東口〜南柏駅〜免許センター線新設。

 平成11年4月に開設された新しい路線。そのわりには系統番号が若いのが気になるところ。柏駅から国道6号線を通って南柏駅を経由する便は1日3本程度しかないが、南柏駅〜免許センター間は1〜2時間に1本程度である。南柏駅から免許センターまでは全くの新規開設区間であり、バスの経路は丘と丘に挟まれた谷間にある。南柏駅の西側は柏市ではなく流山市であり、このバスは流山市と松戸市の境界線近くを丘に沿って半周する。南柏駅から東部中学校前あたりまでは緑の多い住宅街の中を走るが、その先は緑だけで何もなくなる。

本数が少なく、まだ様子を見ているようだが、沿線は住宅地としてそこそこ発展しており、今後の乗客数の推移次第では本数も増えるだろうが、今のところ少ないままである。


若柴循環

柏05 柏駅西口→須賀→若柴→松ヶ崎→柏駅西口
柏09 柏駅西口〜松ヶ崎〜若柴

1961年(昭和36年) 11.22 柏駅西口〜若柴〜柏ゴルフ場間を開業。(柏市史)
1970年(昭和45年) 6.3  柏駅西口〜呼塚〜柏ゴルフ場間廃止認可。(柏市史)
1970年(昭和45年) 12.23 柏駅西口〜若柴〜十余二工業団地、柏駅西口〜花野井〜大広戸間廃止認可。(柏市史)
1972年(昭和47年) ? 東武バス、若柴循環の運行を開始。(柏市政要覧)

 一番東寄りを走る循環系統。柏05は国道16号線を若柴まで一気に北上し、後は国道の隣りの道をこまめに停車しながら柏駅に戻ってくる。柏09は朝の若柴発柏行と夕方の柏発若柴行きが運行され、いずれも国道を経由しない。柏駅付近も国道6号線も16号線もかなり混雑するためなかなか時間どおりに運行できず、柏駅の乗り場に長蛇の列ができてしまうことも珍しくない。

 この路線は昭和34年1月20日に柏〜十余二〜水堰橋間の免許が申請されている。前後の記録から認可されたとすれば36年度なのであるが、柏市史によると11月22日に柏駅西口〜若柴〜柏ゴルフ場間を開業とある。開通当時は循環系統ではなく、柏駅〜16号線〜柏ゴルフ場線と、柏駅〜若柴〜十余二工業団地の2路線が別々に運行されていたらしい。その後昭和45年6月3日に柏駅西口〜十余二〜柏ゴルフ場間が、昭和45年12月23日に柏駅西口〜若柴〜十余二工業団地間が廃止認可を受けている。昭和47年ごろから現在の若柴循環が運行されるようになり、昭和50年3月の段階では若柴循環9本と若柴経由十余二工業広業団地行が1本となり、その後工業団地行が若柴止まりに短縮されて現在に至っているようだ。循環系統と区間便で系統番号が違うのはかつての名残だろう。現在十余二工業団地や柏ゴルフ場、田中病院には専用の送迎バスが走っている。


柏〜布施・三井団地線

柏04 柏駅西口〜北柏駅入口〜布施
柏11 柏駅西口〜北柏駅入口〜三井団地

1928年(昭和3年) ? 栄自動車、我孫子駅〜布施弁天間の運行を開始。(柏市史)
1931年(昭和6年) 4月 栄自動車、柏駅〜布施弁天間に乗合自動車を運行開始。(柏市史)
1936年(昭和11年) 3.20 栄自動車、総武鉄道(現在の野田線を運行)に6万円で営業権を譲渡。(柏市史)
? 休止ないし廃止。
1944年(昭和19年) 3.1 総武鉄道、東武鉄道と合併。(柏市史)
1951年(昭和26年) 8 東武バス、柏〜布施間のバスを開業。(柏市史)
1956年(昭和31年) 5.17 東武バス、柏〜布施間の免許を申請。(証券)
1976年(昭和51年) 11.1 東武バス、柏駅西口〜三井団地、北柏駅〜三井団地間を開業。(柏市史)

 柏駅西口から北柏駅入口まで国道6号線を走り、我孫子市との境界付近に向かう系統。西柏営業所が担当する。終端部はかなり道が狭く、布施から先はバスが通れないような道になっているため、布施弁財天の門前で折り返す。布施弁財天は関東三弁財天の一つに数えられる由緒ある弁財天で、路線バスが通じたのもかなり早い。柏市年表によれば、昭和3年に栄自動車会社が我孫子〜布施弁天間を開通させ、昭和6年までには柏駅〜布施弁天も開通させている。多分これらがこの路線のルーツなのであろう。戦時中は休止ないし廃止されたようだが詳しい記述が無いのでよく分からない。昭和30年代に再び走りだし、昭和51年に三井団地線が開通するまで柏市東北部の輸送を一手に担っていた。しかしこの路線の最盛期と思われる昭和50年頃でも1時間に1本程度の本数しかなく、これではあまりにも不便ということで、住民による再三の陳情が行われて昭和51年にようやく三井団地線が走り出し、布勢、三井団地地区の交通の便若干ではあるが向上したのであった。
   しかし三井団地線とその後開通した阪東バスあけぼの山公園線の陰に隠れた形となった布施線は徐々に減便された。平成10年に阪東・東武間で運行エリアの調整が行われたようで、我孫子から三井団地への便が向上した代わりに東武は減便されたのである。ちなみに布施線の平成12年11月現在の本数は平日が朝夕のみ5本(布施発は朝のみ2本)、休日は昼間に6本であったが、平成14年3月18日の改正で倍増の上運行時間の延長が行われた。なお布施は利根川に近く、土手に上れば雄大な景色が楽しめる。

 三井団地線は土谷津入口から分岐し宅街を横断、終点の三井団地に至る。団地といってもマンションが林立しているわけではなく、一戸建ての住宅街である。布施新町1丁目から三井団地間は阪東バスの我孫子駅北口からあけぼの山公園入口に至る系統と並行する。柏から北柏まで国道6号線を経由するため、渋滞の影響を受けて定時運転が難しかったのだろう。現在三井団地からのバス便は我孫子に向かう阪東バスが多く、柏に向かう東武バスは少ない。東武バスの柏駅行は昼間主体の運行であり、柏駅の買い物客を主なターゲットにしているようだ。東京に出る上では各駅しか停まらない北柏よりも快速の停車する我孫子に出たほうが便利である。


布施

柏駅西口〜三井団地線開通当時の時刻表 (『広報かしわ』 昭和51年10月1日号所収)

  柏駅西口 三井団地
  三井団地行 柏駅西口・北柏駅入口行
  平日 休日 平日 休日
6   53 +05 +28 +57 58
7   19 35 +09 +20 +22 +43 +55 14 58
8 40 19 40 +18 +41 54 38
9   43 43 22 55
10 04 32 16 43 11 37 22 37
11 42 25 21 04
12 32 49 11 28
13   31   10
14 54 42 33 21
15 54   33 45
16 36 06 48 15 27
17 16 25 48 39 27
18 00 40 30 51 19 39 09 30
19 00 42 54 01 21 12 33
20     45 39
21 06 00    
22     +印−北柏駅入口行  

柏駅西口〜野田市駅線

柏03  柏駅〜北柏駅入口〜木野崎入口〜大利根温泉〜野田車庫〜野田市駅(廃止)
柏16  柏駅〜北柏駅入口〜電建第一住宅〜大利根温泉〜野田車庫〜野田市駅
野14  大利根温泉→電建第一住宅→野田車庫→野田市駅
柏03 柏駅西口〜北柏駅入口〜柏市立高校
柏03 柏駅西口〜北柏駅入口〜柏北高校
柏12 柏駅西口〜柏市立高校(16号線経由)

野05  野田市駅〜野田車庫〜木野崎入口〜大利根温泉(廃止)
柏17  野田車庫〜電建第一住宅〜北柏駅入口(廃止)
柏18 市立柏高校→電建第一住宅→野田車庫→野田市駅(廃止)

柏駅西口−あけぼの町−呼塚交差点−松ヶ崎入口−ぢがね橋−北柏駅入口−根戸十字路−布施入口−前原−柏市立病院入口−花野井入口−花野井神社−花野井木戸−北花崎−大室−小青田−船戸入口−船戸木戸−六軒町−柏市立高校入口−江川−瀬戸−大利根温泉−香取神社−三ツ堀−住宅入口−灰毛−二ツ塚入口−新橋−野田梅郷住宅入口−電建第一住宅−大殿井−紫ゴルフ場入口−コカコーラ本社前−中根−中根鹿島神社−野田車庫−総武通運前−下町−キッコーマン前−仲町−中央小学校前−愛宕神社−愛宕駅−学校裏−弁天前−野田市駅

1927年(昭和2年) ? 栄自動車、柏駅〜水堰橋間の運行を開始。(柏市史)
1936年(昭和11年) 3.20 栄自動車、総武鉄道(現在の野田線を運行)に6万円で営業権を譲渡。(柏市史)
1936年(昭和11年) 8.10 総武バス、野田〜水堰橋間を開業。柏〜野田間の運行を開始。(柏市史)
1941年(昭和16年) 9.9 総武バス、野田〜船戸間休止許可。(柏市史)
1944年(昭和19年) 3.1 総武鉄道、東武鉄道と合併。(柏市史)
1950年(昭和25年) 4.7 東武バス、柏駅〜野田間の運行を復活。(柏市史)
1983年(昭和58年) 7.1 東武バス、野田市駅〜電建住宅〜柏駅西口線を新設。(年報)
19??年(平成?年) ?  本郷経由便と北柏駅入口折り返し便を廃止。
1998年(平成10年) 4.1 東武バス、阪東バスの柏駅西口撤退により、柏駅〜柏市立高校・柏北高校間を増便。
2001年(平成13年) 10.1 木野崎入口経由便と柏17 、柏18を廃止。

 北柏駅入口から利根川沿いに県道我孫子関宿線を延々と北上し、野田市駅に至る長距離路線でいくつもの枝線を従えている。平成13年9月までは朝のみ北柏入口どまりの便が運行されていたが、今はない。この路線の歴史は古く昭和2年の栄自動車による柏駅〜水堰橋間開業までさかのぼる。水堰橋は利根運河のほとり、現在の柏市立高校入口付近にあった停留所で野田と柏の境界線にほど近い。昭和11年3月20日、栄自動車は一度も利益をあげられないまま当時野田線を運行していた総武鉄道に営業権を譲渡した。その直後の8月10日、総武鉄道は野田〜水堰橋間を開業し、柏〜野田間の運行が始まった。そして戦中期、燃料不足の折に野田〜船戸間が営業休止となったものの、残りの区間は柏市内で唯一休止することなく走りつづけ、昭和19年に総武鉄道が東武鉄道に吸収されて昭和25年に柏〜野田間の運行が再開されて現在に至っている。ただ平成13年10月の改正で柏〜野田間の通し便は1時間に1本弱と大幅に減らされてしまい、柏〜市立柏高校線、柏北高校線といった区間便が主体となりつつある。
 現在この路線から多くの支線が分岐しており、花野井木戸で東急柏ビレジ行が、市立柏高校入口で市立柏高校行が分岐する。片側一車線で歩道が狭いのに交通量が多く、しかもトラックが多いから結構危ない道だ。船戸木戸あたりからは交通量が経るが、歩道が雑草で覆われており歩けないところが多く見受けられた。船戸木戸はかつて阪東バスの路線が柏駅西口から延びており、今も折り返し場の跡が残っている。

 市立柏病院はかつての国立病院で、昔は病院の前まで乗り入れており、柏病院行のバスも存在したのだが、今は乗り入れなくなっている。大利根温泉はチサンホテル大利根の目の前にある。付近には大利根温泉チサンカントリークラブや野田市パブリックゴルフ場などゴルフ場が多く、ゴルフ客が利用するのだろうが、何の変哲も無い田舎に突然立派なホテルを見つけたのでいささか驚いた。付近に観光地があるわけではなく、リゾート気分を味わうような場所でもないような気がするが、この当たりは利根川と鬼怒川の合流地点にあり、雄大な眺めを見ながらホテルに泊まるのも悪くない。ただ温泉自体は昭和50年代に枯れてしまったようだ。かつて大利根温泉から野田までは区間便がかなり出ていたのだが、いまや数本野田行があるのみで、野田市駅からの便はない。大利根温泉折り返し便には全て独自の系統が振られており、木野崎入口経由が野05、電建第一住宅経由が野14となっていた。
 また平成13年9月までは二ツ塚入口から電建第一住宅経由と木野崎経由入口に別れていた。電建第一住宅経由は昭和58年に新設された比較的新しい系統で、県道を離れ住宅街の中を走る。木野崎経由は県道をそのまま北上する。もっと前は県道よりも利根川沿いを走る本郷経由という系統もあったが、いまや電建経由だけとなってしまった。

 大殿井からさらに北上して国道十六号線を渡ったあたりで工場が増えてくる。醤油の町野田はキッコーマンの企業城下町として今でも栄えている。野田市駅の周辺には醤油工場が集結しており、あたりには独特の匂いが漂っている。野田線の踏切を渡ると野田市駅があるが、この系統のほとんどのバスは野田市駅の敷地に入らず、道路を挟んで向かい側の野田車庫が終点となる。野田車庫そのものは道路の両側にまたがっており、駅側には車両が多数休んでおり、反対側には給油所などがある。野田市駅行のバスはそのまま野田市駅には入らずに、工場地帯を抜け、野田市のメインストリートを通り、愛宕駅を経由してから野田市駅前に入る。ちょうど野田車庫から野田市の中心部を一周する形になるが、これは野田市駅の周辺にはキッコーマンの工場があるばかりで、商業的、行政的な中心は愛宕駅付近に集まっていることを考えれば妥当な運行である。野田市駅発の北越谷方面行のバスも、遠回りではあるがいったん愛宕駅を経由してから江戸川を渡っている。

 柏駅〜柏北高校・柏市立高校系統は野田方面行きの区間便としての役割を果たしており、本数もだいたい1時間に1本以上は設定されている。市立高校ができる前は現在柏市立高校入口停留所がある場所よりも若干北側の水堰橋で折り返していた。一方の柏北高校行は完全な通学路線で柏駅発は朝のみ設定されている。柏市立高校は柏市の北の果てにあり、野田市に接している。自転車通学が多いようで、下校時のバスは空いていた。かつて市立柏高校へは東武ではなく阪東バスが乗り入れていたようだ。しかし平成10年に阪東バスとの間にエリア調整が行われ、阪東バスが運行していた柏駅西口〜船戸木戸〜柏市立高校線、東我孫子車庫〜船戸木戸線を廃止する代わりに、東武バスが新たに柏市立高校への区間便を走らせるようになったらしい。柏駅西口〜北花崎間の区間便も同時に廃止されたのだろう。柏駅と市立柏高校を結ぶ系統はこのほかに国道16号線を一気に北上するものがあり、ほぼスクールバスといった扱いになっていた。平成13年までは平日登下校時のみの設定だったが、平成14年より土休日も1本走るようになった。

また平成13年までは市立柏高校から野田車庫に向かい平日の朝片道1本だけ運行される入庫便が存在した。要は柏から市立高校まで北上してきたバスが入庫するための系統である。柏駅を経由しないのに柏という系統番号が振られているのもそのためだろう。ちなみに野田出張所から市立柏へ向かう出庫便は回送でやってくる。しかし野田出張所が茨急に移管されたため野田への入庫は不要となり、あっさり廃止されてしまった。

野田車庫は野田市駅の横にあり、道路を挟んで車検場がある。敷地はそこそこ広く、かつては東武だけでなく茨城急行バスや朝日自動車の3社の車両が並ぶ姿も見られた。駅のすぐとなりには東武の野田出張所があったが、平成13年10月に茨急へ移管された。


車検場の様子。


東急柏ビレジ線

柏14  柏駅西口〜北柏駅入口〜市立柏病院〜東急柏ビレジ
柏14  北柏駅入口〜東急柏ビレジ
北柏02 北柏駅南口〜ライフ・タウン中央〜東急柏ビレジ

1980年(昭和55年) 11.1 東武バス、柏駅〜北柏駅入口〜花野井〜東急柏ビレジ線を新設。(広報柏)
1982年(昭和57年) 2.22 東武バス、北柏駅〜ライフタウン中央〜東急柏ビレジ線を新設。(年報)

 利根川のほとりの新興住宅街である東急柏ビレジへのバス便は二系統存在する。先に開通したのは柏〜市立柏病院〜柏ビレジ線で昭和55年11月1日の開業。東急柏ビレジはその名の通り東急が開発した高級戸建住宅街である。同じような造りの一戸建て住宅が延々と連なる様は典型的なニュータウンのそれであるが、東急柏ビレジは徹底しており、全く同じレンガ塀と植え込み、同じ色の一戸建て住宅が延々と続く。町の景観が完全に統一されており、番地、ブロックを表示するポールが無ければ自分が今どこにいるのかわからなくなってしまいそうだ。東急柏ビレジの美観へのこだわりはさらに徹底しており、少なくともメインストリートであるバス通りにはコンビニや店舗が無い。街の中心部にショッピングセンターがあり、銀行、飲食店が数件集まっている。東急ストアもあったのだが、2000年の2月で閉店してしまった。広くて良く整備された公園もあり、住環境としては申し分無いのだが、自分としてはコンビニが無いのは不便である。県道に出るには坂を上らなければならず、そのあたりにバスの需要がありそうなものだが、ほとんどの家にガレージがあり、自家用車を保有している家庭も多いようだった。終点の東急柏ビレジはかつて柏ビレジ第三と言う名前だった。折り返しスペースがあるくらいで特別な施設は無い。また近くには陸上自衛隊の訓練施設もあるのだが公園を挟んでいるせいかあまりその気配が感じられなかった。柏〜東急柏ビレジ線は国道6号線を経由するのだが、渋滞により定時性確保が困難になっている。平成12年ごろまでは夜の柏駅発は存在せず、その代わり朝夕に限り北柏駅入口〜東急柏ビレジ間の区間便が運行されていたが、現在は朝の柏ビレジ発北柏駅入口行を除き全便柏駅に乗り入れるようになった。

 もうひとつは北柏駅南口からライフタウンを経由する系統で、柏市立病院・県道経由の柏ビレジ線よりやや遅れた昭和57年2月22日の開業である。運行開始当時はわずか3往復だったがすぐに7往復になり、運行開始2年後の昭和59年6月11日には22.5往復まで増発された。現在は北柏駅発43本(平日)となっている。柏駅から北柏駅の北口を経て県道を北上するのではなく、北柏駅の南口から住宅街である北柏ライフタウンを経由する。県道はかなり交通量が多いので柏ビレジから北柏駅へ出るにはこちらの方が速い・・・ような気がする。東急柏ビレジに至る路線は上記の他に北柏駅入口〜柏市立病院入口〜東急柏ビレジ線と、北柏駅南口〜ライフタウン中央〜東急柏ビレジ線の三種類ある。


柏ビレジ終点付近。並木道に沿って同じような家が並ぶ。


北柏ライフタウン線

北柏01 北柏駅南口→北柏ライフタウン→松葉町七丁目→ライフタウン中央→北柏駅南口
北柏01 北柏駅南口→北柏ライフタウン→松葉町七丁目
北柏01 北柏駅南口→ライフタウン中央→松葉町七丁目→北柏ライフタウン→北柏駅南口
北柏01 北柏駅南口→ライフタウン中央→松葉町七丁目→北柏ライフタウン
柏19 北柏駅南口〜ライフタウン中央〜柏北高校

1981年(昭和56年) 4.25 東武バス、北柏駅〜ライフタウン中央〜北柏駅線を新設。(年報)

 北柏駅南口から北上し昭和50年代に開発された大規模な団地を循環する団地路線。6時〜13時は北柏ライフタウン先回り、14時〜23時はライフタウン中央先回りとなり、それぞれ松葉町七丁目止まりと北柏ライフタウン止まりの区間便が運行される。北柏駅周辺は規制がゆるく、高層住宅が立てやすいため昭和50年代以降宅地開発化急速に進んだ。北柏駅の南口から出発するとすぐに常磐線の線路をくぐり、北柏駅の北側の新興住宅地を循環する。本数はかなり多く、利用状況もかなり良い。北口発着ではないのは北口にバスターミナルを設置する余裕がなかったからだ。南口は少し歩けばすぐに手賀沼が広がり、住宅地としてはそれほど発達していない。また、平成元年8月1日から深夜バスの運行が開始された。

 柏19は通学時に数本走るだけの通学用の系統。柏駅から北柏駅の北口を経て県道を北上するのではなく、住宅街である北柏ライフタウンを経由する。

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