東武バスセントラル 葛飾営業所・花畑出張所


1.概要

葛飾営業所はもともと足立営業所の大谷田出張所で、葛飾区や足立区北部が開発され路線が増えてきたことにより足立営業所から分離した。その際に側を挟んで東側に移転している。花畑出張所は足立区の北部にある。かつて花畑車庫から金町駅や松戸駅に行く路線があったが、今はない。


花畑出張所


2.路線紹介

葛飾車庫線

有25 亀有駅北口〜葛飾車庫
綾23 綾瀬駅〜葛飾車庫


亀有駅北口で発車を待つ中型ワンステップ車

 有25は亀有駅から駅近くの車庫へ向かう短距離系統。亀有五丁目から大谷田一丁目までは環七通りを走る。環七の東側にはかつて日立の工場が広がっていたが、昭和40年代後半に取り壊されて以来今も広大な空き地が広がっている。一部は中川公園や下水処理場になっているが、環七に面した部分は空き地のままであり、今後どのような開発が為されるのか注目される。大谷田一丁目の手前で右折して県道307号線にはいる。公団の団地に沿ってしばらく走ると大谷田停留所がある。かつて葛飾営業所が大谷田出張所だったころはここに車庫があった。処理場に面した亀有行の停留所は屋根つきの非常に立派なもので、かつてここが始発停留所であった名残を今に残している。対岸には葛飾営業所があり、この系統も川を渡ってすぐの停留所が終点となる。沿線には団地があるだけにそこそこ利用されている路線なのだが、最近は中型車での運行もあるようだ。
 綾23は綾瀬駅から常磐線と離れて並走し、亀有の先の葛飾営業所まで行く。形の上では出入庫系統だが途中公団東綾瀬団地を通るため実体は団地路線である。昔は綾瀬ではなく北千住ないし浅草を始発としていた。綾瀬駅がターミナルとしての性格を持つのは地下鉄千代田線と常磐線の乗り入れが開始された昭和46年以降である。


六ツ木都住線

有28 亀有駅北口〜大谷田四丁目〜辰沼団地入口〜六ツ木団地〜六ツ木都住
有29 亀有駅北口〜大谷田一丁目〜大谷田三丁目〜辰沼団地入口〜六ツ木団地〜六ツ木都住(深夜バス)

1972年(昭和47年) 7.16 東武バス、亀有駅〜中川団地間を開業。(社史)
1973年(昭和48年)頃   中川団地が六ツ木団地に改称され、辰沼団地入口経由の循環線となる。
1983年(昭和58年) 3.1 東武バス 亀有駅〜六木都住線を新設。(年報)
2000年(平成12年) 3.20 六ツ木団地循環の廃止に伴い六ツ木団地・辰沼団地入口経由に変更。

 亀有駅と六木団地を結ぶ路線。開通当時は辰沼団地ができておらず、亀有駅からひたすら北へ進んでいた。終点となった中川団地停留所は現在の新広橋停留所付近である。この路線ができるまで亀有駅と足立区北東部の六ツ木、佐野地区を結ぶバス路線は存在しなかった。花畑運河の北側は昭和40年代後半まで花畑車庫から亀有駅に向かう路線が横切っていたが、葛飾区の水元猿町経由と遠回りであり、しかも本数が非常に少なかった。花畑車庫からは他に金町駅、松戸駅に向かう路線も1日に数本程度しか運行されていなかった。その後六木団地の北側の宅地開発が進み、六木都営住宅もできたことから新たに亀有駅〜六ツ木都住線が開業した。終点の六ツ木都住は足立区と埼玉県の境界線近くだが、川に橋がかかっていないので八潮市へ抜けられない。2000年3月21日に綾瀬〜六ツ木都住間に新路線が設定されたことにより、六ツ木団地を経由するように経路変更された。最近まで六木都住行きと六木団地行の2本建てで運行されていたが、どちらも似たような経路を走るため単独での本数はそれほど多くなかった。平成12年3月21日に綾瀬〜六ツ木都住間に新路線が設定されたことにより、今まで直進していた亀有〜六木都住線が六木団地線を吸収する形となった。なお深夜バスの有29は有28と微妙にに経路が異なり、大谷田三丁目という深夜バスしか停車しない珍しいバス停がある。

有28新ルート
亀有駅北口―亀有五丁目―中川四丁目―大谷田四丁目―大谷田五丁目―辰沼団地入口―六ツ木団地―新広橋―桜木橋北詰―六ツ木小学校―六ツ木都住

有28旧ルート
亀有駅北口―亀有五丁目―中川四丁目―大谷田一丁目―中川小学校前―足立郷土博物館前―佐野センター―新広橋―桜木橋北詰―六ッ木小学校前―六ッ木都住

有27旧ルート
亀有駅北口―亀有五丁目―中川四丁目―大谷田四丁目―大谷田五丁目―辰沼団地入口―佐野町―佐野センター―新広橋―六ッ木団地


亀有〜王子線

王30 亀有駅北口〜王子駅・足立区役所(東武バス・都営バス)

東武バスと都営バスの相互乗り入れ路線。足立区を東西に横断し、荒川を渡って王子まで行く。足立区役所行きは都バスのみの運行で、王子行も東武より都バスの方が本数は多い。少し前までは環7を経由する系統としてこの他に王31綾瀬駅〜王子駅、王32西新井駅〜王子駅という路線があったが、今はない。


綾瀬〜竹の塚線

綾24 綾瀬駅〜第五都営住宅〜竹ノ塚駅東口

昔から本数が多く、葛飾営業所の主力とも言える系統。綾25 綾瀬駅〜スポーツセンター〜竹の塚駅という系統もあったのだが、つい最近廃止されている。


綾瀬駅〜花畑団地線

綾40 綾瀬駅〜花畑団地

花畑団地からは竹の塚駅に向かう系統も設定されており、そちらのほうが本数は多い。


綾瀬駅〜六ツ木都住線

綾21 綾瀬駅〜六ツ木都住

2000年3月21日に新設された系統。亀有駅はJRの駅なので、地下鉄千代田線で都心に出る場合JRの初乗り130円+営団の運賃が必要であったが、このバス乗って綾瀬駅に出ると綾瀬駅は営団の始発駅であるのでJRの運賃の130円はいらなくなる。だから六ツ木団地から亀有駅に出るより綾瀬駅に出るほうが便利なのだが、まだお試し期間中であるためか本数はそれほど多くない。ただし綾瀬駅〜六ツ木都住間は足立区のコミュニティバスも走るため、あまりうかうかしていられないだろう。


北千住〜花畑車庫線

北11 北千住駅〜花畑車庫
五28 五反野駅〜花畑車庫
北11 北千住駅〜花畑車庫〜花畑桑袋団地
五28 五反野駅〜花畑車庫〜花畑桑袋団地
花01 花畑車庫〜花畑桑袋団地

北千住の駅前から発車し足立区内を斜めに縦断し足立区北部の花畑地区に向かう。五反野駅発着の五28は北11の区間便で朝夕のみ運行される。定時性確保のためだろう。花畑車庫は足立区の北のはてに位置し、竹の塚など東武線の駅からバスが出ている。花畑車庫からはさらに大鷲神社を経由して花畑桑袋団地まで延びている。花畑大鷲神社から花畑桑袋団地まで延長されたのは1980年代前半以降であるが、現在桑袋団地行の便は無いに等しくなっており、北千住からは1日1本しかない。桑袋団地へは谷塚駅からかなりの本数が出ているので問題ないのだろう。また出入庫便として花01花畑車庫〜花畑桑袋団地という系統もある。両端が鉄道駅と接続しない純然たる出入庫系統で、1日1〜2往復と言ったところだが、本数はなぜか休日のほうが多い。


竹ノ塚駅〜花畑団地線

竹15 竹の塚駅東口〜花畑団地

団地路線で1時間に5〜7本と本数が多い。かつて花畑団地始発ではなく、花畑車庫発であった。花畑車庫始発時代は保木間経由のほか、花畑大鷲神社を経由する便もあった。花畑車庫まで行かなくなったのは昭和40年代後半以降のことであろう。


3.廃止路線

有27 亀有駅北口〜六ツ木団地(平成12年3月20日廃止)
王31 綾瀬駅〜王子駅 都バスとの共同運行。昭和48年の環7開通後に運行を開始し、平成2年12月20日に廃止。
?? 竹の塚駅〜東保木間〜第五都住〜花畑第三都営住宅 昭和55年(1980年)ごろ存在。詳細不明。
?? 北千住駅〜花畑(車庫)〜中馬場(八潮市)  昭和25年ごろ存在。花畑〜中馬場間の経路不明。