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あちゃー!! エンジンブロー!?(1995. 11. 26)

エンジンブロー

近藤リーザ、モナツーリングの行きにオイルキャップが宙を舞う。
 ツーリングの当日(1995. 11. 26)、集合場所の日立南インターへ向かい、常磐道に乗りました。常磐道はすいていたので思わずアクセルを踏んでいました。気づくとメーターを振り切っていたけどそのまま調子に乗って、かっとんでしまいました。どうもふけがいまいちだなと感じたときにはすでにいっていたのかもしれない・・・。
 パーキングに入って朝食でも食べようと外に出るとなんかオイル臭かったのです。自分の車じゃないだろうなと車の下をのぞくと、な、なんと。オイルがたれているじゃないか!!! あわててエンジンルームを開けるとさらに仰天。「うわー!、オイルキャップがはずれてる???」おかげでエンジンルームはオイルまみれ。レベルゲージを見るとほとんどゲージにオイルが付かない。しょうがないのでJAFのお世話になることにしました。つい2カ月前にも世話になったような気が・・・。(オルタネータの事件)オイルを足してもらってどうやら走れそうだったので、再び出発しました。飛ばしたおかげで1時間くらい早くつきそうだったのにトラブルのせいで間に合わなくなりそう。しかし、走行中にボンネットからポン!という音がして再びキャップが飛んだのです。次のパーキングで悩んだあげく、工具箱にあったスパナをボルトで固定しスパナがキャップを押さえて飛ばないようにしました。サービスエリアでオイルを足してさらに進みました。ここまで来たら行くしかない!
 結局、30分遅れで日立南に到着しました。トラブルが出たときに小林さんに電話を入れていたのでみんなの耳には入っていました。実際にボンネットを開けてみせるとメンバーのひとりが「醤油ボンネットだね」だって。うー、最悪。
 あれからプラグの穴からシリンダーをのぞいてみましたが、鉄粉まじりのオイルが1番と3番に入り込んでいてかなり重傷でした。日立からずっと80km/hで帰ってきたのだからもうダメージは回ってしまっているようです。現在載せ換えるエンジン探しています。絶対に復活しなければ。


復活!純正オーバーサイズ組み込み(1996. 3. 22)

ピストン

昨年の11月のモナミーティングでオイルを噴いた私のリーザは、メンバーのダイハツメカニックさんのおかけでさらなるチューンナップをして復活することができました。では、その修理内容について詳しくレポートしたいと思います。  トラブルから3ヶ月間、載せ換えるエンジンを解体屋や中古パーツ屋などで探したあげく、見つからないので2月29日についにディーラーにおまかせすることとなりました。私のリーザは足廻りとマフラーの構造変更を取っていたので、ディーラーに出せる仕様に戻したところはエアクリーナーとプッシュンバルブだけでした。でも他のディーラーじゃ絶対受けつけてくれなかったでしょうね。(オートエアコンやらいろいろな後付けパーツの配線の束があり、相当苦労をかけてしまったようです。メカニックさん、ご迷惑おかけしました。)
 車を見てもらうとメカニックさんから「思ったよりひどい状態ですね。」と言われました。どうやら1番ピストンが逝ってたようです。原因はブーストのかけ過ぎです。常磐道でブースト1.0kg/cm2の走行はノーマルエンジンには耐えられなかったようです。ディーラのメカニックさんにはどんな運転をしたのかばればれです。これじゃあ、うそつけませんね。
 修理はオーバーサイズピストンを入れる方向に進み、シリンダーブロックをボーリングに出すことになりました。ピストンの方は良く言われる「ピストンの棚落ち」という状態でピストンの側面が溶けてピストンリングも溶着してたのでした。左の写真を見ればわかるように、右側の溶けたピストンの側面に黒いすじがたくさんあります。これがピストンの首振りによるキズです。また、シリンダーブロックの方もやはり傷が深く、EBエンジンには4種類のオーバーサイズのピストンが用意されているのですが、その中でも一番大きなもの(外径で1mm大きくなる)を使うことになりました。これで、純正ボアアップといったところでしょうか。次の写真は修理経過を見にディーラーにおじゃましたときに工場に入らせてもらって写真を撮ってきました。

エンジン下ろし状態

次に、EBエンジンのノーマルとオーバーサイズピストンを組んだ場合の排気量を次の表で比較してみました。表1のように、純正ボアアップにより排気量は18ccも?大きくなります。これで、ある程度のトルクアップは確実でしょう。転んでもだたでは起きません。やっぱりお金をかけるならただ修理するだけでは納得できませんよね。
 さて、修理においてクーラントが茶色くなっていてウォーターポンプの調子が悪かったので、交換してもらうことになりました。詳しい修理内容、修理金額を表2に紹介します。意外にもボーリングの費用が安いと思いました。ブロックを削るんだから相当なお金がかるんじゃないかとヒヤヒヤしてました。また、ピストンも一つ3600円なんですね。まあ、交換することを考えるとそれなりの費用はかかりますが。
 リーザを預けて3週間後、無事に修理を終えて帰ってきました。エンジンは新車同様に慣らし運転をしなければなりません。なんか、うれしい慣らし運転です。
 現在、千葉−名古屋を3往復走り、修理してから3000kmを過ぎようとしています。生き返った私のリーザ君、ここまでお金をかけてなおしたんだから大切に乗らなきゃいけませんね。
 以上で私のリーザの修理レポートを終わります。みんさん、くれぐれもこんな高い修理を経験しないように。

表1 排気量の比較
ピストンノーマルオーバーサイズ増加量
内径×行程 (mm)62×60.563×60.5内径 1.0
1気筒あたりの排気量 (cc)182.6188.66.0
総排気量 (cc) 547.8565.818.0
表2 修理見積書
作業内容 使用部品数量単価技術料部品 鉱油
エンジン脱着 オーバーホール1 124,440 
シリンダーボーリング 一式1 21,000 
ピストン&コンロッド入れ替え 一式1 4,500 
ピストン S/A、ウイズ ピン33,600 10,800
リングセット、ピストン1  7,800
ガスケット、オーバーホール1  15,500
ポンプ、ウォータ1  7,900
ベルト、タイミング1  3,600
テンショナ S/A、タイミング 1  3,150
スパークプラグ 3 590  1,770
エンジンオイル 1   4,100
エンジンオイル エレメント 1   1,800
クーラント 1   1,800
トランスミッションオイル 1   2,500
小計   149,940 60,720
御見積金額(整備代+消費税)    216,980

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