雑記帳

あずちゃん(小4)の「お花のお家に住みたいな」


 小山田先生が用事があってブナンに出れなかったので、今日はピンチヒッターとして久々にブナンへ。今日の課題はプレゼントBOX作り。斉藤先生があらかじめジェッソを塗っておいた厚手のしっかりとした小箱に、みんなで好きにお絵書きをした。
なっち(年中)の電車が描かれたプレゼントBOXやあんなちゃん(年中)の女の子のプレゼントBOXに対して、まさくん(年長)、ひいちゃん(年長)、まなぶ君(年長)のプレゼントBOXは絵の具を思うままに塗ったり、はじいたりした前衛的なものになった。めぐちゃん(年長)、さきちゃん(年長)のきれいに色分けされたプレゼントBOXも女の子らしくてかわいかった。しりゅう君(年長)はとっても上手にキリンの絵を描いたのに、気付けば底面で、ひっくり返さないと見えなかった。(笑) 来週中身をつくるそうだけど、何が入るのかな?まさ君、う○こは入れないでね。
久々にみんなに会えて、今日はとっても楽しかった。また遊びに行こうっと!

 アトリエの方は、珍しくどいっち(小6)が風邪でお休み。「静かでいい」という意見もあったけど、悪戯仲間のたけちゃん(小4)は「どいっちがいないと淋しい!淋しい!」と大騒ぎだった。まだ出会って数カ月なのに妙に気の会う二人だった。
だん君(小5)は化石にすっかりはまってしまい、今だ一人化石探しをつづけている。もう粉々になって、絶対化石なんか見つからないと思えるかけらを執拗に割っていき、本当に見つけてしまうからびっくり!
それから今日はもえちゃんが植物図鑑を持参でやって来て、オリジナルの素敵な花の図鑑を作った。


 今日はカラー粘土で、鳥を作った。イメージは「幸福の鳥」 カラー粘土で形を作り、綿や毛糸、モールやビーズで飾りをつけると、色鮮やかで、フワフワ、キラキラした各々の幸福の鳥が出来上がった。

 自由制作ではじゅんちゃん(小5)が先週からゴミ清掃車を作っている。発砲スチロールの切りカスをビニール袋に詰め、段ボールで作ったトラックに積み込むと大分それらしくなってきた。それにしても、ゴミ清掃車なんてユニークなモノを作ろうなんてさすがじゅんちゃん。でも、じゅんちゃん自身はゴミ製造車(者)のようなヤツで今日も元気にゴミをまき散らしていた。作っているのはゴミ清掃車、作っているじゅんちゃんはゴミ製造者。点々がついただけなんだけど・・・。


 どしゃぶりの雨のため、今日はお休みが多かったが、ゆうちゃん(小5)がいつにもまして元気いっぱいで、5人分位のパワー炸裂で、とってもにぎやかだった。
今日はまず、昨日小山田先生が持ってきてくれた玩具かぼちゃ(で、いいんだっけ?)のはがき絵をみんなで描いた。色も形も様々な玩具かぼちゃを見て、「これなあに?」と不思議そうな子供達。「かぼちゃだよ。」と答えると「どんな味がするんだろう。」とみんな興味津々。好きなかぼちゃを選んで、クレヨン、色鉛筆、絵の具と好きな画材で描いたが、どれもなかなか味わい深いはがき絵になった。

 自由制作では、みゆきちゃん(小6)といおりちゃん(小3)はピンセットを使って、超ミニチュアの粘土作りをしていた。みさちゃん(小1)はお父さんとお母さんの結婚記念日のプレゼント作り。いしかず(小4)は雨で外にでれないので、ミニ四駆のコース作りは今日はお休み。フイルムケースの蓋を車輪にして工作の車作りをしていた。


 今日は先週の粘土の器の続きからスタート。さやかちゃん(小2)は小さな鳥を5羽つくり、縁に飾ったり、めぐちゃん(小2)は側面にアリの模様をつけたりと、みんな一層面白い作品になった。

 自由制作では、ひろや君(小2)が学校の図工の時間でやったシャボン玉に絵の具を混ぜて、画用紙の上でブクブク吹いて跡をつける「キラキラシャボン玉、何に見えるかな?」がやりたいと始めた。すると他の男の子たちとみきちゃんもやってみたいと言う。みきちゃん(小5)はとてもきれいに、シャボン玉の跡を画用紙に付けていたが、ひろや君やかずき君(小2)は、完全に目的を忘れ、画用紙の上にシャボンの山を築きあげ大喜び。シャボンの山はカラフルで高くてすごく綺麗だったけど、肝心の画用紙の方はなんかすごい状態だった。あのままシャボンの山を固められたらいいのにねー。でも、儚いからこそ綺麗なのかな。


 金クラスは今日からキャンバスにアクリル画を描き始めた。先週、化石のクリーニングをしたので、化石の絵を描いてもらうのもおもしろいと思い、好きなものが、化石になっていたらと、仮定して絵を描いてもらった。デュビッフエの絵を参考に見せたためか、友達の顔を描く子が多かったが、砂をまぜたりして、化石っぽいマチエールにすると、素朴で良い味わいが出た。どんなふうに発展していくのか、とても楽しみ。


 先週の金クラスのお別れ会に用意した化石が、まだ残っていたので、金曜の次に高学年が多い木クラスでも化石探しをした。(写真) コツコツ丁寧に割っていく子、大胆にガツンといく子、なかなか出ないと癇癪を起こして、粉々にしてしまう子と性格があらわれて、おもしろい。

 自由制作では、発泡スチロール工作をする子もいて、化石の土屑や発砲スチロールの切りカスやらで、アトリエの中はいつもにもまして、すごい有り様だった。ちらかっていると、子供達の気持ちも大胆になるようで、帰りがけに、穴を開けて中身を出した卵のからをボールにして、野球をするヤツまで出て来て、ホント今日は掃除が大変だった。卵のからで野球するのはやめましょう。


 今日は、お話を読んで、その続きをそれぞれ子供達に考えてもらって、それを絵にしてもらった。でも、子供達の来る時間がまちまちなので、何回も同じ話を読んで聞かせるのがめんどーになり、遅れてきた子たちは、最初から好きなことをしてもらった。

いしかず(小4)は先週のミニ四駆のコースの続きを作ると、段ボールを持って外へ。しのぶ君(小4)、けんじ君(小4)、たかあき君(小3)、りょうたろう君(小3)も後に続く。いしかずは「ものすごーく大きいコースを作るんだ。」と次から次へ段ボールを継ぎ足していき、全長7、8メートルはありそうな大きなコースをせっせと作っていた。でも、他の男の子たちはしばらくすると飽きてしまい、絵を描くとアトリエの中に入ってしまった。一人になってもいしかずは暗くなるまで、コースを作り続けていた。

 一方、中に入った他の男の子達はカードゲームの絵を真似して描いていたが、描くのが優しそうなカードばかり真似して描いているので、カードを裏側に伏せて置き、順番にカードを引かせ、出てきたカードを絶対に描かなくてはいけない、というルールにした。地面からゾンビみたいのが、顔を出しているような変なカードを引くとみんな大受けで、複雑な絵が出ても誰も文句ひとつ言わず、むしろ意欲的に描いていた。

 自由制作では、女の子たちがかわいい粘土作品を作っていた。写真はみさちゃん(小1)の粘土貼り絵の「種をまく女の子」


 今日は最初に、みんなで紐作りで粘土の器を作った。気分はすっかり縄文人。「大昔の人はこんなふうにして、壺とか作ったんだよ。」と言えば、「大昔の人って何を食べていたの?」とか「どんなところに住んでいたの?」といった質問が飛び出してきた。そこで、本を出して、縄文人の生活の様子を絵で見せると、「洋服は何でできてるんだろう」と、また新しい疑問が生まれたようだった。そんな話しをしながら、みんなで器を作るのは、とても楽しかった。形ができてから、それぞれ好きに飾り付けをすると、個性的な器が出来上がった。

 自由制作でも、さやかちゃん(小2)のミニチュアのマクドナルドのハッピーセットやみきちゃん(小5)の牛乳瓶で作った貯金箱など素敵な作品が生まれた。


 今日で、あきひろ君(小6)と斉藤君(小6)はアトリエを卒業していくことになった。二人とも長い付き合いだった。数々の名作を生み出し、わがアトリエをしょって立つ、看板息子達だった。お別れは本当に寂しいのだけど、二人とも受験が終って中学生になったら、復帰したいと言ってくれるので、再会を期待しているよ。
「二人がいなくなれば天下は俺のものだ。」と、どいっち(小6)が言っているので、どいっちをこれ異常(いじょうを漢字変換したらこの字が出てきたが、あえてこれでいいや)のさばらせないためにも、戻ってきてね。

 二人のお別れの記念に、今日は木の葉化石園からとりよせた、化石の入っている石(土?)をみんなでトンカン割っては化石探しをした。木の葉の化石が出てくると、今度はそれを、さきの尖ったキリとかで、余分な土をとりのぞいて行くクリーニングをする。化石を割らないように慎重に上に被さった土を砕いていく作業は、縁日の型抜きにも似ていて、みんな熱中していた。「考古学者っていいなあ、こんな楽しいことをいつもしているのか。」とあきひろ君。


 このクラスも今日でみんな絵が仕上がった。写真はゆうどう君(小1)の「恐竜の国」 他にも田口君(小3)の「巨大隕石、地球に衝突」とか、猫好き少女あおいちゃんの猫の絵など、力作揃いだった。絵が仕上がっていた子は、今日も自由制作からスタートしたが、意外だったのが、じゅんちゃん(小5)が「家で何を描くか考えてきたんだ。カブトムシとクワガタを描く。」と絵を描き始めたこと。じゅんちゃんは、幼稚園の頃からアトリエに来ているが、今まで絵よりも工作の方が好きで工作ばかりやりたがっていたのが、ここに来て急に意欲的に絵も描き始めた。この間の工事現場の絵もとても力強く描かれていたし、その前の南国の鳥の絵も素晴らしかった。わんぱくでガキ大将のじゅんちゃんは描く絵もエネルギッシュでパワーに満ちている。


 

 写真は、今日描き終ったかおりちゃん(小3)の絵。タイトルは「ゆきちゃんが見つめているもの」 他のみんなも、9月に入ってから描いていた絵が、仕上がってきたので、終っている子は今日は自由制作からスタート。段ボールでミニ四駆のコースを作ったり、スライム時計を作ったり、粘土や絵手紙制作とみんな楽しそうだった。


 今日は描きかけの絵の続きを描いたが、ほとんどの子が仕上がった。みんな楽しい絵になったが、中でもひろや君(小2)は駅前の風景を、今月いっぱいかけて、根気よく細かなところまでよく描きこんでいた。めぐちゃん(小2)の雨の絵も、色彩豊かで、かわいらしいし、さやかちゃん(小2)の画面いっぱいに描かれた女の子の絵も、元気いっぱいで気持ちがいい。まだ途中だが、みきちゃん(小5)のマクドナルドなハンバーガーの絵も、仕上がりがとても楽しみ。
こうへい君(年中)は、熱中して時間いっぱい貼り絵をしていたし、自由制作でも、ひろや君とかずき君(小2)が発砲トレーですごく凝った船やヘリコプターを作っていた。

 みんなが一生懸命制作して、いい作品が生まれると、すごく幸せ・・・。


 ダウン症のもえちゃん(高1)は、いつもかわいい女の子や動物の絵を描いているが、2、3週間前、もえちゃんの前でおやくん(小6)が描いていたおやくん独特のデザイン画が、とても気に入ったようで、それ以来、もえちゃんの絵の中に、おやくんの絵を真似たようなデザインが、ところどころ顔を出すようになった。今日も、デザイン化されたオシャレな太陽が、もえちゃんの絵の中に描かれていた。こんなふうに、他の子の作品に刺激を受け、延びていってくれるとうれしいものである。

 ところで、そのおやくんは、自由制作時間にフイルムケースの蓋を使って、コマ作りをしていた。マジックでかわいく着色して、回してみると見た目もかわいらしいし、とてもよく回った。「おっ!すげえ!」とおやくん。ところがみんなスライム作りに夢中で、おやくんのコマには余り注目しなかった。「最高のスライムが出来た!」「わあー!気持ちいい感触!」なんて盛り上がるみんなに向かって、「コマ作りも楽しいですよー!」「誰か一緒にコマを作りませんかー!」と呼び掛けるおやくんは、とても微笑ましかった。


 先週、スライム時計に失敗したこうし君(小2)は、今日は無事成功。ゆうどう君(小1)は、板切れの上に玩具を並べ、玩具の国を作っていた。ゆうすけ君(小6)といっき君(小3)はオカリナ作り。他は段ボール工作や粘土制作と、今日の自由制作はそれぞれ好きなものに熱中していた。


 今日はりょうたろう君(小3)の面白い絵の紹介。

 りょうたろう君は、お兄ちゃんのしゅんたろう君(小5)と一緒に、幼稚園の頃からアトリエに通ってきているが、最近まで、尊敬するお兄ちゃんの真似をして、絵を描いたり作品を作ったりすることが多かった。身体もでっかいけど、やることもでっかいお兄ちゃんは、春の作品展で、誰よりもでっかいイカの絵を描いたり、大きな大きなビー玉ころがしのゲームを作ったりと、大作を作り続けていた。りょうたろう君はそんなお兄ちゃんを誇らし気に眺めながら、それだけで満足しちゃってるようなところがあった。
 ところが、最近お兄ちゃんは高学年が多い金クラスに移動してしまったのだ。お兄ちゃんと離れ、一人立ちしたりょうたろう君、今日は時間一杯熱中して、自分の描きたい絵を描き続けていた。鉛筆画なのでちょっと見にくいかもしれないけど、ものすごく独特で、怪獣同士の戦いを描いているんだけど、どこかユーモラスな感じもする絵だ。画面のバランスもいいし、鉛筆の線もとてもきれいに描かれている。そうか、りょうたろう君はこんな素敵な感性を持っていたのか・・・。改めてびっくりである。

 ワールドインポートタワーの事件が飛行機から怪獣に変わったように見える、という意見もあった。なる程言われてみれば、そんなふうにも見える。たぶん、本人は意識していなかったのだろうが、今回の事件が心の奥底に、深く刻まれていて、無意識のうちに絵に反映したのであろう。子供の絵には、奥深いものがある。


 今日は最初に、酒井式の人物画の描き方を練習した。酒井式は人物の頭部と手足を最初に描いておき、それから、その間の首、胴体、腕、脚を描いて、頭部と手足が、つじつまが合うようにつないでいくのだが、そうすると、いつも直立不動の姿勢しか描けない子も、動きのあるおもしろいポーズが描けるようになるのだ。
今日、一番にやってきたかずき君(小2)は、普段はあまり絵を描きたがらないのに、この酒井式の絵がすっかり気に入ってしまい、いろんなポーズをとても上手に描いていた。


 金クラスもようやっと、夏休み前から描いていた絵が全員仕上がった。おや君(小6)は虫の絵を描いていたのだが、裏にタイトルを「とべとべ、どいっち」と書き込んだ。すると鳥の絵を描いていたどいっち(小6)は「とべとべ、おやくん」というタイトルに決定。おいおい・・・。

 自由制作では、壇君(小5)がビー玉をはじいてフイルムケースを倒すボーリングゲームを作った。フイルムケースに点数がついていて、倒したケースの点数で競うのだが、途中に回転板とかもついていて、とても面白かった。


 夏休み前に、スライム時計に挑戦して、失敗してしまったこうし君(小2)は、再びスライム時計に挑戦したいと、ペットボトル持参でやってきた。スライム時計は、口を合わせたペットボトルの中にゆるめのスライムとビーズなどを入れて、砂時計風に作るのだが、スライムの固さを調節するのが、なかなか難しい。固すぎると、スライムが落ちてこないし、柔らかすぎると、水みたいになってしまう。
こうし君が今日、最初に作ったスライムは固すぎて失敗。2度目に作ったスライムはゆるすぎて液体状になってしまった。結局、こうし君は今日もスライム時計には失敗してしまったが、出来上がったスライムを両方一緒に、ビンの中に入れると、ブルーの柔らかいスライムの中に、オレンジの固いスライムがポッカリと浮かんだ、なんだか不思議なモノが出来上がった。
こうし君はそれをゆらゆらと揺すっては、「海の中で鯨が泳いでるみたい。」と上機嫌だった。


 今日はアメリカのテロ事件に、子供達の話題も集中。「もし、自分の家族が、殺されちゃった人の中に入ってたら、本当に許せない。」とか、子供達なりに、感じるところは大きかったようだ。子供達が、安心して暮らせる世界であって欲しいと思う。

さて、話は変わるが、わがアトリエfunの珠実先生ことたまちゃんの個展が、10/8〜14の間、開かれる。場所はJR武蔵野線の「南越谷駅」東武伊勢崎線の「新越谷」東口より徒歩2分のギャラリー「パステル」(イーストサンビル2F)にて、時間は11:00〜6:00(最終日は5:00まで)お時間のある方はぜひお立ち寄り下さい。写真は「祝福」 ちょっと、小さくてわかりずらいけど、実物はとても素敵です。他にも素晴らしい作品がいっぱいですので、ぜひギャラリーにて実物を御覧ください。


2001年7月3日〜9月11日 

2001年5月23日〜6月29日       2001年4月9日〜5月22日

 2000年2月20日〜3月31日       2001年1月9日〜2月14日

   2000年11月16日〜12月22日       2000年10月23日〜11月15日

2000年9月13日〜10月20日       2000年7月6日〜8月8日

2000年6月12日〜7月5日         2000年5月15日〜6月9日

2000年4月14日〜5月13日         2000年1月12日〜4月3日

  1999年11月15日〜12月17日        1999年10月18日〜11月12日

1999年9月20日〜10月13日        1999年8月27日〜9月17日

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