雑記帳

まなちゃん(小5)の「幸せの鳥」


 今日はどいっち(小6)が修学旅行でお休み。一人いないだけで、妙に静かだった。たけちゃん(小4)も、珍しくまじめにカード絵を描いていたが、おやくん(小6)とみなみちゃん(小6)の絵日記は、本当にあったこととは思えない、というか、おやくんにいたっては、地球上のことですか?というような絵日記だった。


 今日も絵日記を描いてから、自由制作。ゆうすけ君(小6)は木工でお城を作ると、木切れとのこぎりを持って外へ。長さを揃えて綺麗に木切れを切っていった。お堀も作るそうだが、「掘はどうしようかな?」と悩んでいるので、「掘なだけに、堀井さんに聞いたら?」と言うと「堀井さん、掘はどうすればいいと思う?」と聞いていた。すると弟のじゅんちゃん(小5)が「堀込くんにも聞いてみなよ。」意外と多い掘仲間だった。
それから田口くん(小3)が段ボールでビー玉はじきを作ったり、まなちゃん(小5)がモールでクリスマスツリーを作ったりと、みんなそれぞれ好きなものを作っていた。


 今日の絵日記も、よもぎだんごを食べたこと、虫取りをしたこと、野球の試合に行ったことなど、それぞれが楽しい思い出を絵に表した。
 その後の自由制作では、しのぶ君(小4)といしかず(小4)がスライムづくりを始めた。「男の子って、どうしてこんなにスライムが好きなんだろうね。」と、最初女の子たちは話していたが、みさちゃん(小1)とまりなちゃん(小1)も、「そうそう、うちのお兄ちゃんもスライムが大好きなんだよ。」「そうだ!お兄ちゃんにスライムを作ってあげよう!」とスライムづくりを始めた。すると、みゆきちゃん(小6)まで「私もスライム作っていいですか?」と作り始めた。「私もしようっと!」といおりちゃん。(小3)「えー!私は作らない、だって気持ち悪いんだモン。」と言っていたかおりちゃん(小3)まで、結局作り始め、女の子がみんな揃ってスライム作りという珍しい日だった。「どれ、どれ女の子の作ったスライムって、どんなかな?」と、かわいいもの好きのゆうちゃん(小5)はワクワクしながら覗きに行った(ゆうちゃんは、女の子の作るモノはみんなかわいいと思っているらしい)が、「なんだスライムはスライムだ。女の子が作っても男の子が作っても変わりないね。」と、がっかりしていた。(笑) かわいいスライムってどんなんだろう?


 アジアの子どもたちとのふれあいの場を作ることが目的で、6歳〜12歳の子供達の絵日記を募集している「アジア子供アート・フェスティバル」に参加しようかと思い、今日は最初に絵日記を描いてもらった。夏休みに行った旅行のこと、「千と千尋の神隠し」の映画を観たこと、今、学校でスマイルマークが流行っていることなど、楽しい絵日記が出来上がった。

 自由制作でも、ガムテープの芯を利用した起き上がりこぼしや、ペーパークラフトのクリスマスツリーなど、楽しい作品が生まれた。


 一番にやって来たどいっち(小6)。誰も来ていなかったので、「地球のためのアイデア募集ポスト」になにか書いて入れるように言うと、大喜びで書きだした。何を書いているかと思えば「どいっちが世界一偉い人になればいい」という、とても有り難いアイデアだった。そして、その後も「だいたいアメリカ人は、人柄はいいし、映画を作る才能はあるんだけど、政治がへたなんだよ。偉そうにしすぎるんだよね。」と、力の入った演説つきで、とんでもない意見を書き続けた。(ちなみにどいっちも、いつもかなり偉そうにしている。)

 今日はくみちゃんの、のぞいて見る絵本がとてもかわいかった。自閉症のくみちゃんは、折り紙を折っては紙に貼り、本のように片面を閉じたが、そのうちに開く方の側も閉じてしまった。でも、隙間があいていて、そこから見たい所をちょっと開いて覗くと、中が見えるのが、なんだか秘密めいていて楽しかった。  


 今日も、「幸福の鳥の住む場所」の絵からスタート。その後の自由制作では、いつもやんちゃなたかゆき君(小3)が、お花の模様がついた、とてもかわいらしい器をカラー粘土で作った。じゅんちゃん(小5)は、とてもまじめにカード絵を描くし、今日は子供達の意外(?)な一面が見えた。

 ところで、今日こうすけ君(小3)のお母さんがお迎えにみえた時、こうすけ君のMOA美術館奨励賞のお知らせをしようと「お母さん、実はこうすけ君が・・・」と言いかけると、すかさずこうすけ君のお母さんに「すいません!何をやらかしましたか!?」とあやまられてしまった。(笑)こうすけ君、日頃の行いがわかるぞ!


 絵画展への応募も終り、来年の3月の作品展の準備にぼちぼち取りかかっている。今度の作品展は、アメリカとアフガニスタンの戦争などから、子供達と一緒に、どうすれば平和な世界が実現するのかを考えながら、平和な世界であって欲しいという子供達のメッセージををこめた作品展にしたいと思っている。今日はたまみ先生手作りの「地球のために私ができることアイデア募集ポスト」をアトリエに設置した。どんなアイデアが出るか楽しみである。

 さて、先日の線描画に色を付け、ポストカードにしたので、少し御紹介。

   

左はゆうちゃん(小5)の右はかおりちゃん(小3)のポストカード。なかなかおしゃれでかわいい。ちなみにゆうちゃんの描いたキノコは、ゆうちゃんにそっくりである。


 今日はこの間、粘土で作った幸福の鳥が、どんな場所に住んでいるか想像して絵を描いた。音符の木の実がなっている木が生えていたり、鳥のレストランがあったり、楽しいアイデアがいろいろ生まれた。

 ところで、先日応募したわんぱく絵画展とMOA美術館川口児童作品展の結果が出た。
わんぱく絵画展では、わんぱく賞にあきひろ君(小6)しゅんたろう君(小5)こうすけ君(小3)こうし君(小2)ゆうどう君(小1)おてんば賞にみなみちゃん(小6)まなちゃん(小5)みさちゃん(小1)が入った。
MOA美術館川口児童作品展では、MOA美術館奨励賞にこうすけ君(小3)埼玉県知事賞にゆうどう君(小1)川口市長賞にひろや君(小2)産経新聞社賞にかずき君(小2)銀賞にみゆきちゃん(小6)銅賞にあおいちゃん(小6)入選にみさちゃん(小1)おやくん(小6)みなみちゃん(小6)という結果だった。みんなおめでとう!


 今日こそ、アクリル画の続きを、と思っていたが、おや君(小6)とどいっち(小6)は、いきなり粘土の街作りから入ってしまった。だん君(小5)は、ここのところ化石探しにばかり没頭していたので、アクリル画に入ってもいない。そして、今日もアクリル画より、カード絵が描きたいと、描きはじめる。相変わらず、みんな全然言う事を聞かないが、熱心にやっているので、まあ、それも良いと思う。おや君とどいっちの街には、乗り物や建物がいっぱいになり、とても賑やかになってきた。みなみちゃん(小6)は修理屋さんで、二人が(主にどいっちが)ボンドを付け忘れたりして、壊れてしまったところを直していく。だん君もとても精密なカード絵を描きあげた。たけちゃん(小4)の火山の噴火する粘土作品もおもしろかった。

 ところで今日は、中学生になってアトリエを卒業していった佐藤君が、久し振りに遊びに来た。 おしゃべりを注意すれば、コミニュケーションの重要性を説き、「人生会話だよ。」など数々の名言(迷言?)を残していった佐藤君。中学生になって、ほんの少し大人っぽくなってはいたものの、相変わらずだった。でも、こんな風に顔を出して、成長ぶりを見せてもらえると、本当にうれしいものである。


 先週に引き続き、最初はカード絵から。2週目になると、「えー、また?」の声もあがるが、ゆうどう君(小1)のように、来るなり、自分の方から「また、カード描く!」と言う位、はりきって描く子もいた。

 ところで、最近、ゆうすけ君(小6)の作りかけの作品がたまってきたので、今日は、続きをやるように言うが、気乗りしない様子でなかなか作り始めない。うるさく言うと、作りかけの骸骨の貯金箱に、少し粘土で肉付けをしたが、後は太い針金を折り曲げて、なにやら熱心に作りはじめてしまった。一生懸命やっているので放っておいたのだが、後から何を作ったのか聞けば「今日は実用的なものを、作ってみました。S字フックです。」なんと、S字フックがいっぱい!そして「おばあちゃんにプレゼントしよう。僕の手作りだって言えば喜ぶぞ。」と言うので、優しいな、と感心していると、「そうすれば、きっとお小遣いがもらえる。」と、ちゃっかりしたことも言っていた。


 このクラスはまだ「幸福の鳥」を作っていなかったので、今日はまず幸福の鳥作りをした。水クラスは、女の子と男の子が対照的なクラスで、女の子はみんなすごーく真面目で、熱中してコツコツ作るタイプばかり、男の子の方は、元気のいいのがそろっていて、すぐに脱出しては、外で穴掘りやら、チャンバラごっこを始めてしまう。(ゆうちゃんは例外だけど)そんなんで、出来上がった鳥も、女の子の方はすごく丁寧で凝ったものばかりなのに、男の子の方は、「これ、本当に鳥?プテラノドンじゃないの?」というようなワイルドなものばかりだった。でも、よく見ると、なんだかそれぞれの鳥が、作った本人にどこか似ていて、「みんな、自分が鳥になったらこんな鳥、って感じだね。」と笑ってしまった。


 今日もカード絵からスタート。幼稚園児のこうへい君やとも君が自由な感性で、のびのびと面白い絵を描くのでびっくり。自由制作では男の子たちは、廃材を使っての工作。女の子はビーズでアクセサリーや小物作りをしていた。めぐちゃん(小2)はテキストを見ながら、根気よくパンダを上手に作っていた。一方、テキスト通りにやるのは大嫌いとゆみちゃん(小2)は、自分で好きなようにアクセサリー作り。ビーズ作りにも、性格が出る。


 先々週からアクリル画を描き始めたが、そろそろ飽きて来たようで、今日はみんな気乗りしない様子だったので、今日はアクリル画はお休み。カード絵を描いてから自由制作。自由制作では、おやくんが始めた運河のある町作りにどいっち、みなみちゃんも参加して、6年生3人は仲良く粘土制作。それぞれ好きに建物とか船を作っているので、気がつけば大きさがバラバラ。「この町は大きい人と小さい人が住んでいることにしよう。」なんて相談しながら作っていた。
それにしても、土台にしている板をどんどん付け足して、だんだん大きくなってきているのだが、いったいどこまで大きくなるのやら・・・。大きくなるのはいいんだけど、保管場所に頭が痛い。


   

 今日も線描画のカード絵からスタート。1年生のゆうどう君はアイデアがつきることなく次から次ぎへと、ロボットやら宇宙人やら自分で考えた乗り物の絵やらを描いていった。(写真左) いっき君(小3)も独特なセンスで異生物の絵を何枚も描いた。(写真右)これからパソコンで色をつける予定だが、色がなくても充分面白い。


 今日は線描画でカード絵を描いた。色を塗るのは子供達にとって、負担になる場合もあり、折角の絵を色塗りが雑で台無しにしてしまったり、色塗りまでしてちゃんと仕上げるということが、プレッシャーになって、絵が委縮してしまったり、型通りになってしまったりすることがある。そこで今日は線描だけで、カード絵を描いてもらい、それをパソコンに取り込み、子供達が指定した色をパソコンでつけてあげることにした。線描だけの気楽さから、自由でノビノビとした素敵な絵がたくさん生まれた。写真はいおりちゃん(小3)のタワーの絵。なんか中華っぽくって面白い。

 それから今日はゆうちゃん(小5)のお誕生日だった。みんなでお誕生日プレゼントに粘土でかわいい小物を作ってプレゼントしていると、いしかず(小4)が「オレからもプレゼントだ。」と、細長くした茶色の粘土をクルクルと巻いてゆうちゃんに渡した。「こんなもの、いらないよー!」とゆうちゃん。そこでいしかず今度は、粘土をねじって「ねじりパン」と称してプレゼント。「いらない」と言いつつ、「プレゼントくれた人には、お返ししなくちゃ。」とみんなの誕生日を聞いて回るゆうちゃんは、いしかずの誕生日もちゃんと聞いていた。


 戦争が早く終りますように。世界中の人々が幸せでありますように。そんな願いを込めて「幸せの鳥」を粘土で作った。今日の鳥もみんな、キラキラと輝くとても美しい鳥になったが、中には猫みたいな鳥とか、おかっぱ頭の鳥とかユニークなのも生まれた。

 自由制作では、ここのところ女の子の間では、カード絵が流行っている。カラーペンでかわいらしい女の子や動物を描いて、自分が気に入るように描けないと「あげる。」と言って、プレゼントしてくれる。「たまには、気に入った絵をちょうだいよ。」と言うと、「うまく描けたのは、持って帰るの。」と言って全然くれない。
そんな感じでゆみちゃん、めぐちゃん、さやかちゃんの小2の女の子三人組は、今日もカード絵を描いていた。そして三人が出て行った後、机の上には三人の描いたカードが混ざって置いてあった。みんな同じようにかわいらしい絵柄だし、名前もないし、どれが誰のだかわからなくて悩んでいると、みきちゃん(小5)が、「これはゆみだ。この鼻をちゃんと描くのはめぐちゃん。こっちのおもしろいのがさやちゃん。」と全部教えてくれた。同じようでも、微妙なニュアンスの違いがあって、女の子同士にはちゃんとわかるんだね。


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