雑記帳

粘土玉


 今日はパステルの赤、青、黄を使って色遊びをした。重ねて塗って、ティッシュでこすると微妙な色合いが生まれ、とても美しくなった。その後の自由制作では、お絵描きをしたり、粘土遊びをしたりみんな好きなことをしていたが、みゅうちゃん(年長)の発砲スチロールで作ったヘビさんの家は、長細くてへびさんの家にピッタリだった。カラー粘土で作ったへびさんも、おめめがピンクでかわいらしかった。


 金曜クラスは今日からわかなちゃん(小3)が加わり、全員で9人になった。4月スタート時点では5人だったのが、ずいぶんにぎやかになった。今日は作りかけの作品がある子は自由制作からスタート。ない子はポーズ人形のポーズをスケッチして、そこにお話をつけて、簡単な絵本を作った。こうき君(小3)のポーズ人形はアフロヘアで、うれしいとアフロが大きくなって、代わりに足が短くなるという変わったキャラクターだった。(単にデッサンが狂ってきただけでは、という説も)
 いおりちゃん(小4)とかおりちゃん(小4)は一ヶ月位前からキャンバスに描いていたアクリル画をついに仕上げた。そして「うん、自分でもなかなか良いと思う!かおりちゃんはどう?」と、いおりちゃんが聞けば、かおりちゃんも「私もいいと思う。」とにっこり。二人ともとても満足そうだった。


   

 今日は、ポーズ人形を使って、いろんなポーズを簡単にスケッチしてから、自由制作をした。男の子たちは、粘土でロボットみたいな、怪獣みたいなのを作っては、戦いごっこをして遊んでいた。(写真左) 女の子たちは、先々週みきちゃん(小6)がプラスチックコップをトースターで焼いて作った器(写真右)をまた作っていたが、どんどん創意工夫されていき、2枚重ねにしてコップとコップの間にビーズを挟んだりしはじめた。ビーズ位ならよかったが、そのうち紙粘土をはさんだり、クレヨンを削って入れたり、どろどろの塗料を塗ってみたり、どんどんエスカレートしていき、終いには工作というより化学実験をしているようだった。


 韓国にサッカーを見に行ったともちゃん(小1)は、今日、目を輝かせながら韓国の話をたくさんしてくれた。「こんにちわはアンニョンハシムニカ、ありがとうはカムサハムニダって言うんだよ。」なんて韓国語まで教えてくれた。

 さて、このクラスは、作りかけの自由制作がたまってきたので、仕上げちゃってもらおうと、今日は自由制作からスタート。しのぶ君(小5)は、木切れをノコギリで切ってから組み立てて家を作っていたのだが、作り始めた頃はすごく張り切っていたのに、今ではすっかり情熱が冷めてしまい、「あー、なんかめんどくさい。ヘンな作品作っちゃったよ。」とブツブツ言いながら作っていた。
こう君(小5)は紙コップ13個を真っ黒に塗って、そこに粘土やら、ビーズやら貼りつけた例によって前衛的な作品を作っていたが、途中で「疲れたなー、疲れてくると音楽が聞きたくなるよ。」と言い始めた。するとしのぶ君が「ああ、そーだね。」と頷いた。「こう君どんな音楽聞くの?」と聞いてみると、「オレ、スティービーワンダーとか好きだな。あと、山下達郎とかもいいね。」と言う。大人っぽい趣味にビックリ!「じゃあ、しのぶ君は?」と聞くと、「神田川、あれはいい曲だ。」と言うのでまたまたびっくり。するとその会話を聞いていたちかちゃん(中1)が「わたし、氷川きよしが好き!」と言うではないか。みんな渋い、渋すぎる。


 今日は雨の日に、スーパーなんかにおいてあるビニールの傘袋を使って工作をした。傘袋にカラーマジックで絵を描き、紙コップに穴を開けて、そこからストローを差し込み、ビニール袋をストローにセロテープでとめて、紙コップの中にしまい込み、ストローを吹くと、傘袋がムクムクと膨らみ、紙コップから飛び出てくる仕組みになっている。キリンやヘビやお化けなどいろんなのが、紙コップから飛び出して、誰が一番背が高いか競争したりしてとても楽しかった。なかでもじゅんちゃん(年長)の「こいのぼり」は凝ったデザインでとても美しかった。

 自由制作では、だいちゃん(年長)がコツコツと何週間もかけて作ってきたランプがついに仕上がり、本人も大満足。いつもはお母さんがお迎えに来ると、「えー!もう来たの。」と文句を言うだいちゃんが、お母さんに早く見せたくて、「お母さん早く来ないかなー。」と、待ってる様子がとても微笑ましかった。


 今日も最初から自由制作にした。くみちゃん、もえちゃんは別室でたまみ先生とお絵描き。しゅんたろう君(小6)はフライングバード作り、みゆきちゃん(中1)いおりちゃん(小4)かおりちゃん(小4)はミニチュアの粘土作り、とここまでは良かった。問題はひろや君(小3)が「ペットボトルで車を作りたい」と言い出したとこから始まった。そして今日から入ったこうき君(小3)も同じものを作ることになったのだが、工作の本を見ても、参考になるようなものがなかった。
始めに、小さめのペットボトルにステンドグラスマーカーで絵を描いてもらい、まあどうにかなるだろうと作り始めたが、そんなに甘くはなかった。ペットボトルのキャップを車輪にして、ゴム動力で動く仕組みにしたつもりがうまく動かない。
困っていると、運良く工作担当(だっけ?)の小山田先生が、今日はお休みの日にもかかわらず、たまたまアトリエにやってきた。「なんで動かないの〜?」と泣きつくと、後部車輪が少し浮いているので、後部に重しをつけたらと提案してくれた。なるほどと感心しながらやってみると確かに良くなったが、それでもいまいち。すると、キャップの車輪に輪ゴムをまいて、すべらないようにしてくれた。その結果、見事にビューンと走ったのだ!
凄い!凄すぎる!と、やたらと感心したのだが、帰って中2の息子にそのことを話すと、「普通、その位のこと気付くでしょ。」と言われた。えっ、そうなの・・・・・?私がアホなだけだったの・・・・・・!?


 6月23日〜7月7日に埼玉会館で「フリードル先生とテレジンのこどもたち」展が開かれる。ナチスの収容所でフリードル先生のもとで、子供達が描いた絵や歴史的資料が展示されるそうだ。フリードル先生は「死」と隣り合わせの子供達に、絵を描くことを通して、創造することの「よろこび」と、生きる「希望」をあたえていったそうだ。その案内状をいろんな方から重複していただいた。それで先週その案内を、簡単な説明とともに、このクラスの子供達にも配ったのだが、今日みきちゃん(小6)は学校の図書館で借りたと、「テレジンの画家たち」という本を持って来てみせてくれた。興味を持ってくれたのだと思うと、とてもうれしい。恵まれた幸福なアトリエの子供達だが、過去に起きた、そして現在も存在する世の中の不幸な部分はちゃんと知っていてもらいたい。そしてたくさんの疑問を持って欲しい。輝く未来を作るために。

 さて、今日は最初から自由制作を行った。このクラスは特に自由制作好きな子が揃っているので。お絵描き、粘土制作、ビー玉転がし、それぞれが好きなことに熱中して、今日はとても静かだった。


 今日はみんなでメンコを作って、メンコ大会をした。面白かった。こう君(小5)がめちゃくちゃ強かった。30年位前に生まれてたら、キミはヒーローになれてた。惜しい!


 今日はみんなで粘土でケーキを作った。苺のケーキ、モンブラン、チョコレートケーキと他の子が美味しそうなケーキを作る中、たかゆき君(小4)は「たくあん」とか異色なものをつくっていた。たかゆき君はケーキ作りが終ると、カード絵を描いていたが、「カプセルの中に入った人間」というタイトルのこれまたユニークな絵だった。


 チュニジア戦の影響でお休みの子続出、かと思えば全員出席!なんて優秀!でもしゅんたろう君(小6)だけは試合が終ってから、大遅刻でやって来た。「2-0で日本が勝った!」の声に他のみんなも大歓声。

 そのしゅんたろう君、こだわりを持って作り続けていた水陸両用車をついに完成(写真)とりあえず陸ではバッチリ、よく走っていた。


 今日も先週の絵の続きを描いたが、みんな一生懸命描いて、力作ぞろいだった。豚やら目玉やら入った「一体誰が食べるんだ?」というようなお弁当の絵(写真)を描いた田口君(小4)は、タイトルを決める時悩んでいたので、「巨大弁当でいいじゃない」と言うと「そんな!怖いよ!」と言っていた。最初から、怖かったんだけど・・・。

 自由制作時間では、みきちゃん(小6)がプラスチックコップをトースターで途中まで焼いて、とてもかわいらしい器を作っていた。夏らしく涼し気で、真似をして作っためぐちゃん(小3)が「これで、そうめんを食べるの。」と言っていたが、ぴったりな感じだった。


 先週の絵の続きからスタート。こうへい君(年長)はかわいらしい犬と、そのフンの絵を描いていたが、クレヨンで重ね塗りした犬の背中を、「かゆいんだって」と、ものすごい勢いで竹串でひっかいていた。うなり声をあげながら、超スピードで小刻みに動くこうへい君に「なんか、マシーンみたい」という声があがる。その夢中になってひっかいた跡が、とても微妙で美しい色合いを生んで、独特なおもしろい絵が完成した。
自由制作では、しのぶ君(小5)とかずや君(小5)が、プラバンで作ったタマで「定規戦」なるものに熱中。段ボールでフィールドを作り、定規でそのタマを弾いてフィールドから出たり、相手のタマに上に乗られてしまって、3回弾いても脱出できなかったりするとアウト、というようなゲームだった。


 今日は、みんな超真面目に制作していた。ポーズ人形も、昨日とはうって変わって、本来あるべき姿で大活躍。(昨日はお笑いの世界にいっちゃてたけど)ひろや君(小3)は、いろんなポーズで体操をしている大勢の子供たちの絵を、とても楽しく描いていた。みゆきちゃん(中1)の交通整理をしているロボットの絵もおもしろかったし、いおりちゃん(小4)のスクラッチで描かれた太陽の絵もとても美しかった。頑張ると、それだけ絵が生き生きしてくる。

 ところで、今日いおりちゃんは机の角に足をぶつけて、しかめっつらをしながら「私、射手座だから、いろんなとこにぶつかってばかりいるの、いてっ!って。」と教えてくれた。そうだったんだ!


 今日も絵を描いたが、人物の動きの参考にとポーズ人形を置いておいた。すると、案の定「命」やら「こしひかり」やら変なポーズをとらしてみんな大喜び。中でもかずき君(小3)はかなり気に入ったようで、いろんなポーズを作っては、その度大喜びだった。

 実際に絵を描くと、ポーズ人形の効果は、ほとんどなかったが、かずき君は、海に落ちた人間を鳥やら魚やらが襲っている絵、田口君(小4)は巨大弁当箱の中に、ご飯のかわりに目玉が、おかずには豚が丸ごと入っている絵というように、ブラックユーモアたっぷりの絵をみんなで楽しそうに描いていた。


 学校が開校記念日だったゆうちゃん(小6)は、少し早めにやって来て、3月の作品展のとき作った、みんなの作品のポストカードを眺めながら、「ここで作った作品は、きっとみんな一生忘れないね。」と、うれしいことを呟いていた。
今日もみんなで、自分の一番好きなことを絵に描いたが、ワールドカップの影響でサッカーの絵を描く子が多かった。特に、サッカー大好きのともくん(小1)はイングランド・スウェーデン戦を見にいったときの絵を、気持ちを込めて一生懸命描いていた。大きなボールが迫力いっぱいに中央に描かれ、その横に、頭のとがったベッカムが、シュートを決めている様子が描かれていた。


 今日は久々にお絵描きをした。人間を描くと、正面を向いて、まるで記念写真を撮っているときのようなポーズを描く子が多いので、始めに、棒人間を描いてもらい、その棒人間が喜んだり、泣いたりする様子をポーズで表現する練習を遊びながらしてみた。幼稚園の子も棒人間で表すと、様々なポーズを巧みに表現していた。そしてその後、自分が一番好きなことをしているところを、絵に描いてもらった。サッカーをしているところ、犬の散歩をしているところ、ブランコに乗っているところ、様々な絵が生まれたが、変わり種は、たかゆき君(小4)の「ビー玉転がしをしていたら、そのビー玉が坂を転がっていき、坂の下に止まっていた自動車のタイヤにぶつかったところ」という絵。色とりどりのビー玉が坂を転がっていく様子が、とてもリズミカルに描かれていた。


 今日は、しゅんたろう君(小6)がなんかすごい絵を描いていた。画用紙を2枚横につなげて、かじきまぐろをたーくさん描いていた。すごい迫力だった。終了時間を30分オーバーしても、帰らないで描き続けていた。しゅんたろう君はなにしろ大きいものが大好き、大きければ大きい程、燃えて制作するのだ。そのしゅんたろう君のお母さんも、実にスケールの大きな人で、教室で使えそうな材料を見つけると、いつも山のように持ってきてくれる。一昨日も、壁紙の芯を業者からもらったと、アトリエまで持ってきてくれたのだが、その量がはんぱじゃない。それを蕨から徒歩で運んでくれたのだから、驚き!並の人間には、絶対に運べない量なのだ。さすが、しゅんたろう君のおかあさんと言えよう。


 今日も昨日と同じ紙工作。今日はほとんどの子が、立体的な作品をつくっていた。特に男の子はロボットを作る子が多く、パーツごとに分かれたり、合体したり、武器を持っていたりと、とてもよく考えられていた。田口くん(小4)のロボットは「野菜の戦士、発酵ベジタブル入ってます」という名前だそうだ。その上、そのロボットが持ってる剣は「魔剣大根ブレード」という名前だった。そして田口くん、かずき君(小3)、こうし君(小3)の作ったロボットは仲間で、いっき君(小4)、りょうたろう君(小4)チームのロボットと敵対している、というストーリーのもと、とても楽しく遊んでいた。写真を撮る時も、みんなのロボットを一緒に並べると、「敵とは一緒に写真を撮りたくない」と言うので笑ってしまった。

 また自由制作では、じゅんちゃん(小6)がクワガタのレスリング場をとても丁寧にカッコよく作っていた。作りながら、じゅんちゃんはクワガタについて、いろいろと説明をしてくれる。こうし君やかずき君が、尊敬の眼差し(?)でじゅんちゃんの作業を見つめていた。


 今日も黒画用紙に銀色のスプレーをかけ、その紙を使って構成遊びをしたのだが、黒画用紙に銀色のスプレーをすると、それだけで子供達はうっとり。「きれいだなぁ」「宇宙みたい」様々な感想が飛び出す。そして作りはじめると、平面的な切り絵のような作品から、立体的な紙工作のような作品まで、実に個性的に様々な作品が生まれた。ゆうちゃん(小6)は平面的にお得意のカッパをかわいらしく作り、かずやくん(小5)は立体的にビー玉転がしを作っていた。またちかちゃん(中1)は紙を丸めた円筒形をたくさん作り、それを貼り合わせた前衛的な作品を作っていた。

 自由制作では、こうちゃん(年長)が釘うちに挑戦。幼稚園児とはおもえない見事な打ちっぷりにびっくり!しのぶ君(小5)は家を作ると、ノコギリで板をギコギコ。とも君(小1)はせっせと旗作り。みんな自分のやりたいことに熱中して取り組んでいた。


 先週、このクラスははさみを使う練習をしていないので、今日ははさみでチョキチョキ切り抜き遊びからスタート。その後、それを作品に発展させてから、自由制作。まりなちゃん(小2)とみさちゃん(小2)は着せかえ人形を作って遊んでいた。(写真左がまりなちゃん、右がみさちゃん)着せかえ用のドレスや帽子、立体的なバッグまで作る凝りようだった。
 また、すずちゃん(年長)とみゅうちゃん(年長)天使の羽を作り、背中にセロテープでとめて、ちびっこ天使に変身して大喜びをしていた。自由制作というと、剣やら銃やら武器ばかり作りたがる男の子との違いがおもしろい。


 みゆきちゃんのアクリル画を見て、いおりちゃん(小4)かおりちゃん(小4)ひろや君(小3)はキャンバスに絵を描いてみたいと言い出した。そして、いおりちゃん、かおりちゃんは、みゆきちゃんと同じ紫陽花の絵、ひろや君は大好きな電車の絵を描き始めた。「ただの紫陽花、ただの電車ではなく、自分の思いを表現して自分なりの紫陽花、自分なりの電車を描こうね。」と最初に言うと、ひろや君はとても一生懸命描きながら「僕の電車」とつぶやいていた。そして描き終ると、とても満足そうに「なんだか自信がついちゃった。」とニッコリ。自分で満足できる絵が描けると、何も言われなくても自然と自信は生まれてくるものなのだ。

 一方しゅんたろう君(小6)は相変わらず水陸両用車をコツコツと作り続けている。「仕上がったら、今年の夏休みの自由研究にするんだ。」とちゃっかりしたことを言っているが、その計画性は立派と言えよう。

 写真は今日の内容とは関係ないが、みゆきちゃん(中1)のランプ。


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