雑記帳

ゆうちゃん(小6)の「日光の思い出」


 何かと忙しかった上、風邪までひいてしまい、すっかりご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。

 さて、今日からさきのちゃん(年長)が月クラスから水クラスに移ってきた。同じ年長さんのこうへい君は、さきのちゃんが気になるらしく、さきのちゃんの作った粘土作品を指さしながら、一生懸命たまみ先生に「ねえねえ、あのサカナちゃんって子、何作ったのかな?」と聞いていた。「聞いてみたら?」というたまみ年生の言葉に「ねえ、さかなちゃん、これなあに?」とこうへい君。『サカナちゃん』につっこみも入れず、寛大なさきのちゃん「かいじゅうだよ。」するとこうへい君「え!まんじゅう?」

 一方、作品展前にも関わらず、小5トリオはあいも変わらず非生産的だった。そもそも木クラスから始まった椅子作りは他のクラスの男の子たちの間にもどんどん広がり、高学年の男の子はほとんどみんな椅子作りを始めてしまった。ところが、一切、椅子作りに興味を示さない水クラスの高学年の男子たち。教室の隅に置いてある他の子の作った椅子も目に入らないのか、話題にものぼらない。どういうわけなんだろうと思っていたが、さすがに金クラスのだん君(小6)の巨大椅子は目に入ったらしく、先週帰りがけに、ついに「オレ達も椅子が作りたい!」と言い出した。「今更、間に合うのか?」という思いもあったが、やる気になったのがうれしくて、材料を用意して、どうにか作品展までに仕上げさせようと、小山田先生にまで出動してもらい、はりきって待っていた。

 ところが、実際に始めたのは、バブにボンドやらホウシャやら混ぜ合わせた奇妙な液体作り。「石川製薬」「しのぶ薬局」本日開店だそうだ。


 今日は粘土制作の続きをしたあと、ひろあき君(小2)のリクエストで、紙の筒を利用した竹馬作りをした。それから、外に出て、竹馬をしたり、チャンバラごっこをしてたのしく遊んだ。まなちゃん(小6)対はすみちゃん(小4)の女の子同士の気合いの入った珍しいチャンバラも見られた。

 また、金クラスのだん君(小6)の作ったのっぽ椅子は、このクラスでも大人気。だん君が「すわるな」と貼り紙をしていったにも関わらず、みんなで順番でよじ登って遊んでいた。


 作品展まであと一ヵ月足らず。いろいろ忙しくなってきました。と、いうわけで、これから雑記帳の更新も不定期になると思いますがご容赦のほどを。

 さて、今日はインフルエンザの流行で、お休みの子が多かった。でも、ひろや君(小3)とこうき君(小3)が、だん君(小6)の作った巨人用の椅子に、よじ登ったり、わざと落っこちたりして、はしゃいでいたのでとてもにぎやかだった。ひろや君とこうき君にとって、こんなすごい椅子を作ってしまう6年生のだん君は、ヒーロー的存在らしく、だん君を私のデジカメで撮影しては、「かっこいい!」「アイドルみたい!」と、誉めたたえていた。


  

 今日は粘土の色塗りをしてから自由制作。みんな洋服や髪の毛まで絵の具をつけながら、一生懸命色塗りをしていた。すずちゃん(年長)は先週作ったマルチーズを「女の子はピンクって決まってるんだよ。」(決まってたのか)と、ピンクに塗り、「この子にお家を作ってあげたいの。」と空き箱を利用してのお家作りを始めた。他の女の子も、つられて、みんなお家作り。最後は男の子たちも、みんなで共同の家を作り、楽しく遊んだ。


 今日は、しりゅう君(小1)以外の男の子たちは椅子作り、しりゅう君と女の子たちは粘土の動物作りをした。いおりちゃん(小4)は、「馬を作る」と作り出したが、作っているうち、「馬っていうより、ポニーって感じだよね。ポニーにしよう。」ということになった。ところが、どことなくメルヘンな、そのポニーを見ているうち、「ユニコーンもいいかも・・・。」という意見も。そして結局、翼がついてステキなペガサスになった。

 大物作りが得意なだん君(小6)は、椅子作りもやっぱり大胆だった。座るところがスゴク高くて、よじ登らなければ座れない、という代物。その上グラグラしている。「この椅子は危険だから、座らないでください。って注意書きをしとかなくちゃ。」と言えば、「大丈夫、誰も椅子とは思わないから。」と斉藤先生。


 今日は風邪のため小山田先生がお休み。代わりに斉藤先生が参加してくれた。椅子作りや粘土制作の続きをしてから、自由制作。女の子たちは、短冊風の細長い紙に七五調で一句よんだり、似顔絵を描いたりしてお手紙ごっこをしていた。みきちゃん(小6)から私に届いた手紙には、「ありいずみ、いつもバカで、こまっちゃう。小山田(談)」と書いてあった。「真実味がある。」と斉藤先生。どういう意味?

 しゅうと君(小3)は「痔にはボラギノール」と歌いながら、粘土で、痔に苦しむ人とその治療をしている人をレリーフ調に作っていた。出来上がると、棒の先にくっつけ、「うーん、こうやって持っているだけでも、威厳がある。」(写真)と、たいそうな気に入りようだった。


 今日は段ボールアートの仕上げと、粘土制作。写真はこう君(小5)の段ボールアート。こう君はガムをクチャクチャ噛みながら、大きなボンドの容器から小分け用のプリンカップに、溢れそうな程満タンにボンドを入れて、楽しそうにペタペタボンドを塗っていた。そしてシュールリアリストのこう君は、最後に、食べ終わったガムの包装紙を作品の上にペタリと張り付けるのも忘れなかった。

 粘土も、こうへい君(年長)の恐竜やゆうちゃん(小6)のカッパに色がつき、一層迫力が増した。


 段ボールアートはこのクラスもほぼ終了。今日は粘土で動物作りをした。すずちゃん(年長)は図鑑を見ながら、かわいらしいマルチーズをつくったが、作り終わると、白い粘土を丸めて何やら作り始めた。「マルチーズの卵なの!」とすずちゃん。卵を入れる箱(巣?)まで作っていた。


 月クラスから、りんたろう君(小2)とだいち君(年長)が、今日は振り替えで参加。二人とも金クラスの男の子たちとすっかり意気投合、異様な盛り上がりを見せた。特にりんたろう君とこうき君(小3)のだじゃれ合戦はものすごく、「床屋に行くとこや」「朝食抜きで超ショック!」等々、果てしなく二人でだじゃれを言い合っていた。その後、今度はりんたろう君とひろや君(小3)の鉄道合戦も行われた。こちらは、順番に鉄道名を言い合っていたが、聞いたこともないようなマイナーなものが多く、女の子たちも「何言ってるか全然わかんない。」と、鉄道マニアの二人の会話に呆然。

 このクラスの段ボールアートもほぼ終了。他人のお世話ばかり焼いていて、自分の作品がなかなかはかどらなくて、少々心配だったしりゅう君(小1)も、のどかな田園風景の作品を今日は完成させた。こうき君の作品は、こうきマンと怪獣がビル街で戦う様子が作られているが、カラスが空を飛び、そのフンが怪獣にやられて倒れているこうきマンの鼻に落ちている。という、細部にまでこだわった作品である。


 今日は、段ボールアートの続きと終わってる子は椅子作りの続きをした。段ボールアートはこのクラスは今日でほとんど終了。椅子作りの方は先週作った骨組みに、新聞紙で張り子をした。あまりの座り辛さに拷問椅子のようだという意見も。

 段ボールアートを二人で共同制作していたゆみちゃん(小3)とさやかちゃん(小3)は、ブルーの海を魚たちが泳ぐ作品を作っていたが、ボンドを混ぜた絵の具で色塗りをしていた。ところが、だんだんボンドを混ぜた不可思議な液体作りに熱中してしまい、二人で大笑いしながら、緑色の液体を作り上げた。それを紅茶の空きペットボトルに入れ、「緑の紅茶!」と大喜び。でも、すごーく不味そうだった。


 水クラスの段ボールアートも、それぞれ個性的で面白い作品が出来てきた。今日は段ボールアートの後、粘土で動物作りもしたが、先週見学に来て、今週から正式に入会したともちゃん(年中)は針金を芯にして、いろんなポーズの蛇を3匹も作った。「ヘビ大好き!」というともちゃんに「女の子なのに変わってるね。」とゆうちゃん(小6)。男の子なのにかなり変わっっているそのゆうちゃんは、相変わらずカッパ作り。いつもは丸くて可愛らしいカッパを作るゆうちゃんだが、今日は針金を芯にして作ったため、手足の長いリアルな感じのカッパになった。「あー、僕のカッパのイメージがこわれてしまう・・・。」と作りながら嘆いていたが、何故カッパがかわいいものだと思ったのか、そっちの方が不思議である。

 ところで、作る作品はもとより、やることなすことシュールなこう君(小5)は「有泉先生ってさ、ありんこぶうって呼ばれている割りには、蟻に似てないよなー。」と言っていた。蟻に似ているわけないでしょう!いや、それ以前に、誰もありんこぶうなんて呼んでないって。仮に呼ばれてたとしても、なんで蟻に似てなきゃいけないの?ああ、つっこみどころが多すぎる・・・。


 今日もまず、段ボールアートの続きをした。みゅうちゃん(年長)の犬小屋と犬の作品には、新しく宇宙人の仲間たちも加わってとても楽しくなった。じゅんちゃん(年長)の乗り物が一杯の段ボールアートも、とてもカラフルに彩色され、ポップな感じに仕上がった。異色だったのは先週お休みだったりんたろう君(小2)。冬休み前には、ケーキを作ると、丸い土台を作っていたが、今日、その上にお相撲さんやら、プロレスラーやらが乗ってしまい、ケーキとは程遠いものになってしまった。


 今年の私の年賀状は未年にちなんで、羊の絵を、と思ったけど、ただの羊じゃつまらないので、『星の王子様』から羊の入った箱の絵を拝借させていただいた。他のクラスの子からも「ねえ、羊はどこにいたの?」と質問をうけたが、「箱の中に入ってたんだよ。」と、いくら説明してもこのクラスには、納得してくれない子が何人かいた。だから蟒蛇に飲み込まれたゾウの絵なんかも描いて説明すると、「じゃあ先生、これは何の絵かわかる?」とこうき君(小3)「・・・?」「ダルマを飲み込んだ有泉先生だよ。」(なるほど!)それから、『○○を飲み込んだ○○』の絵を順番で描いて、あてっこ遊びをして、すっかり盛り上がってしまった。


 このクラスは段ボールアートが終わってる子が何人かいたので、終わった子から椅子作りをしてもらった。りょうたろう君(小4)のお母さんが、いつも、使い終わった壁紙の芯を、業者さんからもらって来てくれるのだが、今まで、男の子達がチャンバラごっこに使ったり、せいぜい怪し気な武器を作ったりするくらいにしか使われていなかった。でも、せっかく大量にたまったことだし、ここらで、この芯を活用して、大物作りにチャレンジしたい!ということで、とりあえず椅子作りにチャレンジしてみることにしたのだ。

 予想はしていたが、椅子らしく見える椅子はあまりなかった。しゅうと君(小3)の椅子は腰掛ける部分の回りから、3本の棒が出ていたり、いっき君(小4)のは腰掛ける部分が妙に小さかったり。座るのに苦労しそうな椅子が出来上がりそうである。


 今日一番にやって来たこう君(小5)「今日、うちの母さん、病気で寝てんだよ。」と話し始めた。「お父さん仕事でいないからさ、オレが看病してんだよね。ヒエピタ貼ってやったり、タオル濡らして頭冷やしてやったり。」普段は腕白なこうくんの意外な一面だった。
 その次にやって来たゆうちゃん(小6)は、コレクションしている消しゴムを山のように持って来た。しかも、ケーキ型の消しゴム、ジュース型の消しゴム、天丼やカレーやお寿司、かわいいキャラクターの消しゴム等など、一つ一つがどれもかわいくて、おもしろくて、ついじっくり眺めたくなってしまうような変わり種のものばかり。そんなかわいい消しゴムが大好きなゆうちゃんは、作る粘土作品もやっぱりかわいい。今日は見学に来た年中さんの女の子に、かわいい粘土を作ってあげていた。

ところで、その見学に来た女の子と私が話していると、「先生って、他の子と話すときって、妙に優しくない?」「オレたちには、こえーのに。」と、こう君やしのぶ君(小5)。「かわいい子と話していると、自然と優しくなっちゃうんだよ。」と言うと、「じゃあ、アトリエで一番お茶目なオレにも優しくしてね。」としのぶ君。アトリエで一番・・・お茶目・・・?


 新年あけましておめでとうございます。正月ボケのアリイズミですが、今日からアトリエは活動開始です。

今日は、冬休み前から制作を始めた段ボールアートの続きをした。しんぺい君(小2)は黙々と車を作り続ける。一方すずちゃん(年長)とひろあき君(小2)は二人でぺちゃくちゃお話しながら、とても仲良く制作。すずちゃんが「絵の具がでない。」と言えば、ひろあき君が「どれ貸してごらん。」と頼もしく手助け。そして、はすみちゃん(小4)が遅れてやって来ると、すずちゃんもみゅうちゃん(年長)も大喜び。このクラスは特に、年上の子が年下の子の世話をよく焼いてくれて、年長から小6までと年齢差はあるが、とても和気あいあいとしている。


   

写真左はケーキ作りの様子、右はゆみちゃん(小3)のケーキ

 昨日の中学生クラスのクリスマス会で、今年のアトリエも終了した。どのクラスのクリスマス会もとても楽しかった。月クラスは男の子たちの楽しいモノマネや、女の子たちのかわいらしい歌など、どの子も積極的にいろんな芸を見せてくれたし、水クラスは毎年恒例のゆうちゃん(小6)のクイズで、大盛り上がりだった。特に今年はこう君(小5)が全問不正解という偉業を、あと一歩で達成するとこだったので、間違える度みんなで大笑いだった。
木クラスは変身前との違いをあてる変身ゲームや「いつ、どこで」ゲームで盛り上がり、金クラスは男女対抗ジェスチャーゲームで盛り上がった。金クラスのジェスチャーゲームでは、女の子に「盆踊り」と出されたひろや君(小3)が、ほとんど棒立ち状態で何もしないので、助っ人にこうき君(小3)が登場。ところが、こうき君は奇怪で珍妙な動きで盆踊りの真似をするので、オーバーアクションすぎてやっぱりなかなかわからなかった。(笑)

   

変身ゲーム

 そして、昨日の中学生クラスのクリスマス会はトランプの「うすのろまぬけ」や「身体衰弱」というカードゲームで盛り上がった。カードゲームの筈なのに、どちらも超体力を使うゲームだった。


 今日も段ボールアートをしたが、今日は建物や乗り物といった都会っぽい町並みを作る子が多かった。クラスごとの特色があって面白い。
また、ここのところ課題の制作は一切やらず、ずっとログハウスを作っていただん君(小6)が今日ついに、ログハウスを仕上げた。そこで作品展のポスター用に、みんなには大分前に描いてもらった小さな絵を描いてもらおうと切手大の紙を渡すと、紙を前にぼーっとしていて何も描かない。「なんか描いてよ」と催促すると「金をくれ」などと書く。(私にもくれ)なにしろだん君は体も大きいが、大きいものが大好きで、大きければ大きい程燃えるたちなので、小さいものには興味がないらしい。切手大の小さな絵を1枚描くのに、1時間以上費やしていた。

余談だが、そんなだん君の将来の夢は「マグロの一本釣り漁師になること」だん君にぴったりの夢だが、「先生、どうしたら、マグロの一本釣り漁師になれるんでしょうね?」と真剣に悩むだん君のお母さんも、さすが、だん君のお母さんである。


 先週、ビー玉転がしの制作途中で時間切れになってしまった田口君(小4)、続きは家でやってくると、持ち帰り、今日、立派に仕上げて持って来た。やらせてもらうと、凄い難しさ。「これは、作った人にしかできないんだ。」というので、やってもらうと、作った人も失敗。「実は作った人も、時々しか出来ないんだ。」と田口君。
 段ボールアートを作った後、自由制作時間になると、しゅうと君(小3)かずき君(小3)こうし君(小3)が田口君の影響を受けてビー玉転がしを作り始めた。そして出来上がると「うんちっに、うんちっに」という変わった掛け声で、ビー玉転がしに熱中していた。


 今日も段ボールアートをしたが、ちかちゃん(中1)は、今日は土台にする段ボールを塗っただけなのだが、色も形も、センスが光っていて、それだけでアートな作品になっていた。また、ゆうちゃん(小6)は段ボールでカエルを作るという荒技に挑戦したが、水面から顔を出すカエルの様子が、とてもそれらしく作られていた。
おもしろかったのは、しのぶ君(小5)。段ボールで剣を作ったが、鞘ばかり大きくて、中の剣はとっても小さかった。しのぶ君曰く「名付けて、見かけ倒しの『がっかり剣』だ!」


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